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不動産の追客マニュアル【電話・メール・LINE】成約率をあげるコツ

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目次

不動産営業では追客の重要性を理解していても、「返信が返ってこない」「日々の業務に追われて追客まで手が回らない」と感じる担当者は多いのではないでしょうか。

実際、反響があっても成約につながらないケースの多くは、追客の方法やタイミングに課題があります。

この記事では、電話・メール・LINEなどの主要チャネル別に、すぐ使える追客マニュアルと成約率を高める実践的なコツを解説します。あわせて、追客を効率化するツールや成功事例も紹介するので、今の運用を見直す際の参考にしてください。

不動産における追客とは?

不動産における追客とは、問い合わせや資料請求、来店予約などで接点を持った見込み顧客に対し、継続的に連絡や提案を行い成約へつなげる営業活動です。

一次対応で終わらせず、検討段階にあわせて物件提案、条件の整理、費用の説明を重ね、「顧客が意思決定できる状態を作る」ことを目的とします。

不動産は高額な取引のため、検討期間が数か月、場合によっては1年以上に及ぶこともあります。さらに、同じ顧客が複数の不動産会社へ同時に問い合わせることも一般的です。

そのため、追客が不十分だと返信が途切れたり、内見に至らず自然消滅したりと成約機会を逃してしまいます。

一方で適切な間隔で役立つ情報を届け、状況に応じた次のアクションを示せれば、信頼関係が育ち、内見や申込へと進む確率が上がります。追客は押し売りではなく、顧客の検討を前へ進める伴走支援と捉えましょう。

不動産の追客の種類

不動産の追客は、主に次の5つに分けられます。

  • 電話
  • メール
  • LINE
  • SNS
  • 郵送物

手段によって即時性や手間、履歴の残しやすさが違うため、目的により使い分け、必要に応じて併用します。どれか一つに偏ると取りこぼしが発生するため、顧客の好みや検討段階にあわせて最適な組み合わせを選びましょう。

電話

電話は顧客の声を直接聞けるため、検討の本気度(温度感)や、メールでは書きにくい本音を把握するのに向いています。

その場で内見日程や次のアクションを決められ、商談を前に進めやすい点がメリットです。

ただし、不在や心理的な負担が生じやすく、架電の頻度とタイミングには注意が必要です。電話を嫌がる顧客もいるため、反応を見ながら他の手段と組み合わせると成果につながります。

メール

メールは、物件資料や資金計画書、参考URLなどの情報をまとめて送るのに向いています。やり取りが残り、認識違いによる「言った・言わない」を防ぐ手段としても有効です。

電話のように相手の時間を奪わずに連絡できるので、負担をかけずに接点を保ちやすい点もメリットです。検討期間が長い顧客に対して、定期的に情報を届ける用途にも適しています。

一方で、受信箱に埋もれて読まれないことがあります。件名の付け方や配信タイミングの設計が欠かせません。

個別メール

個別メールは顧客の状況にあわせて内容を調整できるため、「自分のための提案だ」と受け取ってもらいやすく、信頼関係づくりに役立ちます。内見後のフォローや条件変更に伴う再提案など、これまでのやり取りを踏まえた連絡に向いています。

一から作成すると工数がかかるので、定型文(テンプレート)をベースにして、必要な部分だけ書き換える形で運用すると効率的です。

一斉送信メール

新着物件や市況情報をまとめて届けられる一斉送信メールは、手間を抑えつつ多くの顧客にアプローチできる手段です。休眠顧客の掘り起こしや、クリックなどの反応があった顧客の抽出に活用できます。

ただし、全く興味のない情報を送り続けると配信停止につながるため、希望条件ごとのセグメント配信が推奨されます。

ステップメール

「資料請求の翌日にお礼メール」「3日後にエリア情報の提供」といったように、あらかじめ決めたスケジュールと内容で自動配信する仕組みです。追客の抜け漏れを防ぎ、一定の品質で情報を提供できる点がメリットといえます。

しかし、機械的な印象を与えやすいので、顧客の反応によって配信を止めるなどの分岐条件を設定しましょう。

LINE

近年、不動産営業でも主流になりつつあるLINEは、メールよりも開封率が高く、チャット形式でテンポよくやり取りできるのが特徴です。

画像の送付や位置情報の共有も手軽に行え、内見時の待ち合わせ連絡や、ちょっとした質問への回答など、スピードが求められる場面で重宝します。

ただし、プライベートな空間という認識も強く、頻繁すぎる連絡はブロックを招きかねません。夜遅くには送らないなどのルールづくりが必要です。

SNS

InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのSNSは、信頼形成や認知獲得に向いています。

物件情報だけでなく、スタッフの人柄や地域のおすすめスポット、不動産購入のノウハウなどを発信すれば、追客前の段階からファンを作る「接点づくり」として機能します。

直接的な成約には時間がかかりますが、日頃の発信を見て問い合わせる顧客はすでに親近感を持っているため、その後の商談がスムーズに進むかもしれません。プロフィール欄から問い合わせへの導線を明確にしておきましょう。

郵送物

デジタルツールが普及した今だからこそ、手元に届く郵送物は印象に残りやすい手段です。特に、インターネットが得意ではない高齢層や、じっくりと比較検討したい層には好まれます。

コストと手間がかかるため、対象と目的を明確にして活用する必要がありますが、再検討のきっかけを作りやすい追客手段です。

DM(ダイレクトメール)

DMは、特定のエリアやマンションに限定して、売却査定の案内や購入希望者の紹介を送る際に適しています。メールよりも目に留まりやすく、読んでもらえる確率が上がる点がメリットです。

ただし、制作費に加えて印刷代や郵送代もかかるため、成約が見込める相手や反応が期待できる内容に絞って送りましょう。頻度が多いと悪印象につながり、送る間隔やタイミングにも気を配る必要があります。

ハガキ

ハガキは開封の手間がなく目に入りやすいので、訴求スピードに強みがあります。手書きのメッセージを一言添えるだけで、丁寧さや誠実さが伝わり、将来的なリピートや紹介につながる種まきとなります。

情報量は限られるため、QRコードを掲載してWebサイトへ誘導するなどの工夫も有効です。

不動産の追客マニュアル【電話】

電話追客のよさは、顧客の反応をその場で確かめられることです。声のトーンや言い回しから迷いや不安を読み取り、話しながら提案を調整して、内見や申込へつなげられます。

タイミングを誤ると迷惑に感じられやすく、担当者の事前準備や話し方で結果が左右されます。

ここからは、電話追客で成約につなげるための7つの手順を見ていきましょう。

1. 電話前の準備

電話をかける前に、反響内容(問い合わせ元の媒体、問い合わせ物件、希望条件)と過去のやり取りを確認します。次に、即内見希望・再反響・未返信・休眠などで優先度を付け、どの順で電話するか決めましょう。

電話の目的を一つに絞ると会話がブレにくくなります。例えば次のように設定します。

  • 今週末の内見予約を取る
  • 今の検討状況を聞く
  • 資金計画の不安を解消する

優先度の高い顧客から順にかける流れを作ると、限られた時間を有効に使えます。

2. 第一声での名乗り・要件提示

電話がつながったら、最初の10秒で会社名と担当名を明るい声ではっきり名乗ります。

続けて、「◯◯の物件にお問い合わせいただいた件で、確認したいことが1点ありお電話しました」と用件を短く伝えましょう。

そのうえで、「今、1〜2分だけお時間よろしいでしょうか?」と確認してください。短時間で終える前提を示すと、相手も応じやすくなります。

冒頭で問い合わせへのお礼を伝えると、売り込み感が薄れ、会話に入る流れがスムーズです。

3. 検討状況の確認・ヒアリング

一方的に物件を勧めるのではなく、まずは相手の話を聞きます。「いつ頃の入居を考えていますか?」「ほかにも見比べている物件はありますか?」などを質問し、今の温度感を探ります。

条件は「駅から徒歩10分以内」といった表だけで終わらせず、理由も確認しましょう。あわせて、「絶対に外せない条件」と「できれば欲しい条件」を分けて、優先順も整理してください。

家賃や初期費用、広さ、審査などで不安があるかも早めに聞き出せると、その後の提案精度が上がります。

4. 提案・情報提供

ヒアリング内容を基に、担当者として提案を組み立てます。顧客の言葉を「◯◯をご希望ですね」と繰り返して共感を示しつつ、条件に沿う候補を2〜3件に絞って提示しましょう。

メリットだけでなく注意点も正直に伝えると、信頼度が上がります。内見に進まない場合は、条件を少し広げた代替案や、「新着物件が出たらすぐに連絡する」という約束を提示し、関係を切らない工夫が必要です。

5. 次のアクションを決定

希望が把握できたら、最初に決めておいたゴールに沿って次のアクションを提案します。

内見が目的なら、「土日だとどちらがご都合いいですか?」のように二つの候補を出すと、返事がもらいやすくなります。日程はその場で仮押さえしておきましょう。

「一度考えたい」と言われたときは、具体的に何について迷っているのかを確認します。そのうえで、「では、周辺の相場表をお送りしますので、それを見てご判断いただけますか?」と判断材料を提供して検討を前に進める約束をするのがおすすめです。

次に連絡する日を決めておくと、連絡が途切れるのを防げます。

6. 電話終了前の最終確認

電話を切る前に、今回話した内容の要点(内見日時、紹介した物件、確認事項)を復唱し、認識のズレがないか確認しましょう。

「日中の連絡は電話とメール、どちらがご都合よいですか?」と連絡手段の希望を聞いておくと、次回の接触率が上がります。

「何かあればいつでもご連絡ください」とお礼で締めくくり、相談しやすい雰囲気を残して通話を終えます。

7. 電話後の記録と社内共有

電話後は、内容を忘れないうちにCRM(顧客管理システム)や日報へ入力します。残すべき項目は次のとおりです。

  • 顧客の温度感
  • 整理した希望条件
  • 懸念点
  • 次のアクション

あわせて、ステータス(新規/内見予定/検討中/保留/失注)も更新し、連絡漏れを防ぎましょう。

特に、家族の意向や審査に関わる事情(転職直後など)は、チーム内で共有しておくと安心です。記録が残っていれば、担当が不在でもスムーズに引き継げます。

具体的な営業の流れや成約率アップにつなげる秘訣を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
⇒不動産業向けの電話追客マニュアル!営業の流れと成約率アップのコツ

不動産の追客マニュアル【メール】

メール追客は、顧客の隙間時間に読んでもらえるため、負担をかけずに長期的な関係を築くのに適しています。

ただし、開封されない・返信が遅い・一方通行になりやすいといった弱点もあるため、「読まれる工夫」と「返信したくなる仕掛け」が必要です。

1. 送信前の準備

電話と同様に、メールの目的を明確にします。目的によって書くべき内容が変わるので、1通につきゴールは一つに絞ります。

  • 内見予約を取る
  • 条件を確認し直す
  • 比較検討を進めてもらう
  • 休眠客に再連絡する

過去のやり取りを読み返し、同じ質問を繰り返さないようにしましょう。添付やリンクで渡す資料(図面、参考URL、費用の概算、周辺情報、内見候補日)を先に揃えておくと、メール作成がスムーズです。

2. 件名の作り方

メールボックスの中で埋もれないよう、件名は「誰から」「何の件か」が一目で分かるようにします。

悪い例:「物件のご案内(株式会社◯◯)」
よい例:「【内見候補3件】◯◯様のご希望(駅徒歩5分)に合う物件が見つかりました|株式会社◯◯ 担当△△」

具体的なメリットや数字(3件、徒歩5分)、顧客の名前を入れると開封率は上がります。

3. 冒頭

本文の最初に、問い合わせへのお礼と対象物件名を入れて、本人宛ての連絡だと分かるようにします。続けて、このメールで伝えたい用件(結論)を先に書きましょう。

▼例
「昨日お問い合わせいただいた物件に近い条件の物件を2件お送りします」
「週末の内見日程について、ご都合を確認させてください」

最初に要点を示すと、読み手は内容を追いやすくなります。あわせて、返信のしかた(例:回答は番号だけでOK)も冒頭で案内すると、返信率が高まります。

4. 本文

スマホで読むことを前提に、1文は短くまとめ(40〜50文字程度)、3〜4行ごとに空行を入れると読みやすい文章になります。

物件紹介などの提案は、箇条書きで整理しましょう。長い説明を続けるより、URLや添付資料を示し、「詳しくは写真をご確認ください」と案内するほうが親切です。

また、よい点だけでなく注意点も一言添えると、過度な期待を抑えつつ信頼につながります。

5. 質問設計

返信をもらうために、顧客が迷わず答えられる質問にします。

「希望条件を詳しく教えてください」のような聞き方だと、考えることが多くなり、後回しにされがちです。

代わりに、「エリアはA駅とB駅、どちらを優先しますか?」「内見は土日の午前中だとご都合いかがですか?」といった選択式の質問にすると、短い返事で済み、反応率が向上します。

質問は1通につき2〜3個までに絞りましょう。あわせて、「◯日までに難しければ別の候補をお送りします」のように次の動きも書いておくと、連絡が途切れにくくなります。

6. 次のアクション提示

メールの最後に、相手にしてほしい行動を提示します。

内見を案内する場合は、日時や集合場所などを具体的に入れましょう。

  • 日時の候補
  • 集合場所
  • 所要時間
  • 持ち物

迷いがある顧客には、費用の概算や周辺相場、比較表などの判断材料を添えて、検討を進められるようにサポートします。

7. 送信後の運用

送信内容と顧客ステータスを管理システムに記録し、次に連絡する日も決めておきましょう。

未返信の対応は、あらかじめルール化しておくと抜け漏れを防げます。

▼未返信の対応例

  1. 翌日にリマインド
  2. 3日後は別の手段で連絡
  3. 1週間後は別の切り口で再送

反応にあわせて頻度や内容を調整すると、休眠化を防ぎやすくなります。開封確認機能のあるツールを使えば、開封したのに返信がない顧客へタイミングよく電話をかけるなど、次の動きを組み立てやすくなるでしょう。

追客メールの返信を増やすコツをまとめた記事もあります。あわせてご覧ください。
⇒【例文テンプレート付】追客メールの返信率をあげるポイントを解説

不動産の追客マニュアル【LINE】

LINE追客は開封率が高く、短文でテンポよくやり取りできるため、反響から内見予約までのスピードをあげやすい手段です。一方で、連絡頻度や文面を誤るとブロックされやすく、雑な対応は不信感を招きます。

ここではLINE追客のポイントを解説します。

1. 連絡開始前の準備

まずはWebサイトや店舗で、LINEの友だち追加への導線を整備します。初回メッセージのテンプレートを用意し、返信の型を揃えておきましょう。

また、営業時間外の対応方針や、緊急時の連絡先などを記載しておくと、トラブルを未然に防げます。

2. メッセージ設計

LINEは長文を避け、1通につきテーマは一つに絞ります。スクロールが必要な量になると読まれにくいため、改行や箇条書きで見やすく整えてください。

資料はリンクや画像で添付し、本文は「要点+次のアクション」にまとめると伝わりやすいです。

また、強調したい言葉は【 】で囲う、絵文字を適度に入れるなど、堅くなりすぎない雰囲気を作る工夫もLINEならではのポイントです。

3. ヒアリング

最初に検討段階(今すぐ/比較中/情報収集)を確認し、提案のブレをなくします。

3択を用意して番号だけで返してもらえば、入力の手間をかけずに温度感を把握できます。

  1. 今すぐ引っ越したい
  2. いい物件があれば
  3. まずは相場を知りたい

LINE追客では、相手に文字を打たせない工夫が大切です。

希望条件は優先順位まで聞き取り、費用・審査・立地・売却の同時進行などの不安も早めに拾います。先回りして答えると、安心感を与えられるでしょう。

4. 提案・情報提供

提案は2〜3件に絞り、違いが分かる形で提示します。

写真や動画のリンク共有も、LINEならスムーズです。視覚的に訴求するとクリック率が高まります。

資料を事前に見てもらえれば、「想像と違った」という内見時のミスマッチも減らせます。

5. 日程調整とクロージング

日程調整では、候補日時を2〜3つに絞って箇条書きにし、番号で返信できる形にします。集合場所・所要時間・持ち物・当日の流れを短くまとめて送っておきましょう。

日時確定後は、地図のURLを添えて「当日はお気をつけてお越しください」と連絡すると、案内が締まります。

さらに前日に「明日は天気もよさそうですね。お待ちしております」とリマインドを入れると、予定の再確認になり、当日のキャンセル防止にも役立ちます。

6. 記録と共有

決定事項はCRMや顧客台帳に転記し、誰でも引き継げる状態にしておきましょう。反応がよかった文面や流れはテンプレートに反映し、使える型として残していきます。積み重ねが増えるほど、チーム全体の追客力が向上します。

LINEの追客について詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。
⇒【最新】不動産追客はLINEで!成約率を飛躍的に伸ばす方法を解説

不動産の追客で成約率をあげるコツ

追客の目的は、連絡を取り続けることではなく、「内見→申込→契約」へと顧客のステップを進めることです。成約率が高い営業担当者は、回数よりも「タイミング」「内容」「個別性」の質を重視しています。

ここからは、成約率をあげるためのコツを6つ紹介します。

意欲が高いタイミングを逃さない

一般的に、顧客の意欲が高いのは、問い合わせをした直後です。初動のスピードが、その後の成約率を大きく左右します。問い合わせから1時間以内の連絡を心がけ、早めに接点を持つと印象に残ります。

追客の途中で「質問が増えた」「返信が早くなった」といった変化が出たら、検討が本格化した合図です。そのタイミングで内見候補や費用の目安を示し、次の段階へつなげましょう。

顧客の検討段階を把握する

「いつまでに決めたいか」「比較対象は何か」「優先条件は何か」を早期に確認します。

情報収集期・比較検討期・決断期では、必要な情報と連絡頻度が異なります。温度が低い顧客には押しすぎず、判断材料の提供で信頼を積みあげていきましょう。

追客手法を電話・メール・LINEで使い分ける

それぞれの追客手法によって、強みや適した場面が異なります。

手段強み適した場面
電話温度確認と日程確定優先顧客の深掘り、クロージング
メール比較資料や費用概算の送付情報提供、記録が必要な場面
LINE開封率が高く、テンポよい調整小さな確認、日程調整

最初のヒアリングで希望の連絡手段を確認するのはもちろん、反応が悪い場合は手段を変えてみるのも有効です。

ヒアリング内容を踏まえた個別対応を行う

希望条件は、条件そのものだけでなく「なぜそうしたいのか」まで聞き、提案の軸(立地・予算・将来設計など)を明確にします。

審査や費用、家族の同意といった不安があれば先に確認し、安心材料を渡すと信頼につながります。テンプレートはあいさつなど最初の部分にとどめ、提案は顧客ごとに最適化しましょう。

以下のように、ヒアリングした内容を提案に盛り込むのがコツです。

  • 「キッチンが広い間取りをご希望だったので、この物件を選びました」
  • 「お子様の通学路の安全を気にされていたため、歩道が広いルートを確認しました」

「自分のために動いてくれた」と感じてもらえれば、信頼が深まり、他社との違いも伝わります。

追客頻度とタイミングを適切に調整する

反応がないからと毎日連絡するのは逆効果です。しかし、間隔が空きすぎると忘れられてしまいます。

基本は、反響直後は間隔を詰め、様子を見ながら少しずつ連絡の間を広げる流れです。平日日中は忙しい人も多いため、夕方以降や土日など、相手の生活リズムにあわせて連絡する時間を選びます。

開封時間を確認できるツールがある場合は、開封直後の時間帯にあわせて連絡すると反応を得やすくなります。

次のアクションを毎回明確にする

やり取りの最後に、必ずボールをどちらが持っているかを明確にします。

「ご検討ください」で終わらせず、「気になる物件があれば今週末にご案内できます。木曜までにご連絡いただけますか?」のように、期限と行動を具体的に伝えます。

また、次に連絡する期限と手段も決めておきましょう。「新着情報は来週火曜日にお送りします」と事前に伝えておけば、こちらから連絡する理由が明確になり、相手も予定を立てやすくなるからです。

小さな約束を積み重ねることで、契約に向けた合意へとつながります。

不動産の追客におすすめのツール

これまでのマニュアルやコツを実践しようとしても、すべてを手作業で管理するのは限界があります。誰に、いつ、何を送るかを整理し、担当者が接客に集中できる体制を整えることが、成約につなげる近道です。

そこでおすすめなのが、不動産業に特化したクラウドシステム「Facilo(ファシロ)」です。

Faciloは顧客管理に加え、顧客ごとに専用の「マイページ」を自動発行できます。顧客はマイページ上で提案された物件を見比べ、「気になる」「見学したい」といったリアクションをワンクリックで返せます。担当者はその動きをリアルタイムで把握できるため、温度感の高い顧客を見逃さずに追客できるのが特徴です。

さらに、追客メールのテンプレートや、自動帯替えなど、日々の作業を効率化する機能も備えています。「追客を仕組み化したい」と考える不動産会社に適したツールです。
⇒Faciloのサービス資料をダウンロードし、機能を確認してみる

追客システムの機能や選び方を知りたい方は、こちらも参考にしてください。
⇒不動産業を効率化する追客システムとは?選び方やおすすめツールも紹介

不動産の追客ツールを導入して成約率がアップした事例

実際に追客ツール「Facilo」を導入し、追客業務を改善して大きな成果をあげている企業の事例を紹介します。

三菱地所ハウスネット

三菱地所ハウスネットでは、顧客ごとの希望条件や過去に提案した物件の一元管理が難しく、お客様から「この物件を見たい」という希望を受けることが少ない状況でした。

Facilo導入後は、「マイページ」を活用し、お客様がボタンをクリックするだけで内見希望を連絡できるようになりました。

提案時間が30分から10分に短縮されるなど、事務作業時間が大幅に減ったことで、お客様とのコンタクト回数が飛躍的に向上。満足度の高い取引と効率的な働き方の両立を実現しています。

参照:Facilo導入事例「三菱地所ハウスネット

ウスイホーム株式会社

神奈川県を中心に展開するウスイホーム湘南台店では、お客様の物件の好みをすり合わせるのに時間がかかり、再案内率(リピート率)が11%と伸び悩んでいました。また、物件資料の帯替えや地図作成などの事務作業が営業の時間を圧迫していたのです。

そこでFaciloを導入し、初回接客から案内までの間に、お客様にマイページ上で物件を「お気に入り」「ゴミ箱」に分けてもらう流れへ切り替えました。案内前に好みを把握できるため、初回から提案のズレを減らし、提案の精度を高められます。

さらに、類似物件や他サイトで気になった物件もFaciloに取り込んで提案し、物件探しの「総合窓口」としての立ち位置を確立しました。

その結果、再案内率は約2倍の20%近くまで上昇。事務作業の自動化で時間も生まれ、提案づくりなど営業活動に注力できるようになりました。

参照:Facilo導入事例「ウスイホーム株式会社

不動産の追客に関するよくある質問

ここでは、不動産の追客に関するよくある質問を紹介します。

  • Q1. 追客しても返信がない場合はどうすればよいですか?
  • Q2. 追客が属人化しないようにするにはどうすればよいですか?
  • Q3. 追客はいつまで続けるべきですか?

Q1. 追客しても返信がない場合はどうすればよいですか?

連絡手段を変えてアプローチするのが有効です。メールで反応がなければ電話、電話で出なければLINEといった形で、顧客の負担を下げながら再接触を試みましょう。

1週間以上反応がない場合は、新着物件や市況情報など価値ある情報を添えて連絡すると、返信を得やすくなります。

Q2. 追客が属人化しないようにするにはどうすればよいですか?

顧客情報と対応履歴をCRMやツールで一元管理し、チームで共有できる状態を作ることがポイントです。

追客のルールやテンプレートを標準化し、誰が対応しても同じ品質を保てる仕組みを整えましょう。

Q3. 追客はいつまで続けるべきですか?

明確な「断り」があるか、他社での契約が判明するまでは継続すべきです。

不動産の検討期間は人それぞれです。一時的に連絡が途絶えても、半年後に「やはり探したい」と戻ってくるケースは多々あります。ただし、頻度は落として構いません。

月1回のメール配信などで緩くつながっておき、顧客の熱が高まったときにすぐ思い出してもらえる状態を維持しましょう。

まとめ|追客の仕組み化で成約率を安定させよう

不動産の追客は、顧客との信頼関係を築き、成約へとつなげるために欠かせない営業活動です。電話・メール・LINEなどを、顧客の検討段階や連絡手段の好みにあわせて使い分け、必要なタイミングで役立つ情報を届けることが成果につながります。

しかし、すべてを人手で回すのには限界があります。少人数でも一定の質を保ち続けるには、ツールで運用を支える必要があるでしょう。

不動産実務に特化した「Facilo(ファシロ)」を使えば、追客の自動化と見える化が進みます。顧客ごとに自動で作られる「お客様マイページ」では、提案した物件を顧客自身が比較・検討できるため、追客の負担を軽減しながら顧客満足度を高められます。

追客状況の管理やテンプレート機能も備えており、抜け漏れのない追客が実現可能です。追客を一元管理し、成約につなげたい方は、ぜひ一度Faciloのサービス資料をご覧ください。