不動産会社のおしゃれなホームページ6選|デザインと問い合わせ導線の見方
営業ノウハウ

目次
不動産会社のホームページをおしゃれに見せるには、写真、配色、余白、文字の組み合わせをそろえることが大切です。同時に、訪れた人が「自分の相談を受けてもらえる会社か」「次にどこを見ればよいか」を判断できる設計も必要になります。
参考サイトを選ぶときは、見た目の好みだけでなく、自社の事業と読者に合うかを確かめましょう。物件を探すサイト、売却相談を受けるサイト、会社の方針を伝えるサイトでは、写真の見せ方も入口の数も変わります。
この記事では、目的の異なる6社の公式サイトを、デザインと問い合わせまでの道筋から紹介します。後半では、制作・リニューアルの依頼前に整理したいことと、公開後の改善方法をまとめました。
サイトの刷新と一緒に、届いた相談を誰がどう引き継ぐかも見直したい方へ。FaciloのCRMは、顧客情報や接客履歴をチームで確認するための仕組みです。
おしゃれな不動産ホームページ6選|目的別に見る参考事例
ここでは、2026年10月21日に確認した公式サイトのPC・スマートフォン表示をもとに紹介します。デザインの印象や自社への応用方法は編集部の見方であり、問い合わせ数や成約率の順位ではありません。表示は更新されることがあります。
参考にしたいのは、色や装飾そのものより、「どの写真と言葉で、誰をどのページへ案内しているか」という組み合わせです。
参考サイト | 見た目で注目したい点 | 主に参考になる設計 |
|---|---|---|
昭和くらし不動産 | 店舗写真と淡い水色、手描き感のあるロゴ | 身近な相談内容と店舗の雰囲気を結びつける |
TPO | 大きな室内写真、白黒を基調とする周辺要素 | 空間の特徴を見せながら物件探しへ案内する |
小田急不動産 | 淡い背景、線画アイコン、目的別のカード | 購入・売却など複数の入口を整理する |
東亜不動産 | 緑のアクセント、人物の線画、物件・記事のカード | 地域の物件探しと会社・暮らしの読み物を併置する |
東宝ハウス | 大きな写真、濃い青、短いコピーと曲線 | 会社の方針を伝え、地域の会社や詳細へつなぐ |
センチュリー21 | 金色系とチャコール、統一された枠・アイコン | 地域・沿線・物件種別など複数の探し方を示す |
昭和くらし不動産|店舗の雰囲気と、相談の入口を一緒に見せる
昭和くらし不動産の公式サイトは、店舗の外観や店内を大きく見せ、その上に淡い水色の帯と家をかたどったロゴを重ねています。実在する相談場所の様子が、最初の画面で分かる構成です。
写真だけでなく、初めての購入や実家に関する悩みなど、相談内容を具体的に案内している点も参考になります。文字や案内を均等に並べるのではなく、写真の広い面と細かな相談案内を組み合わせ、編集部には身近な相談窓口という印象を与える設計に見えます。

出典:昭和くらし不動産(2026年10月21日確認)
スマートフォンでは店舗写真を縦に見せ、上部のメニューを整理し、下部に電話とメールフォームの入口を固定しています。地域の会社が参考にするなら、店内写真、担当者の言葉、受けられる相談を一組として準備するとよいでしょう。縦書きや写真上の文字を取り入れる場合は、自社の写真でも読み取れるかを確かめます。
TPO|白黒のシンプルな要素で、住まいの写真を主役にする
TPO(タカギプランニングオフィス)の公式サイトでは、窓からの光、天井や壁の素材、家具の配置が分かる室内写真を大きく使っています。周辺は白地と黒文字、細い線を中心にまとめ、写真そのものへ視線を向けやすい構成です。
主な入口は「借りる」「買う」。写真の物件情報に加え、エリアから探す入口、新着物件へと続きます。スマートフォンでもこの2つの目的を残し、写真の下に検索や物件カードを並べています。
空間の特徴を選ばれる理由にしたい会社は、写真と情報量の関係を参考にできます。ただし、余白や白黒の配色だけをまねても、写真が不足すれば同じ見え方にはなりません。撮影・選別・更新の体制まで必要です。売却相談が主力の会社なら、入口をそのまま「借りる」「買う」にせず、自社の目的に合わせます。
小田急不動産|写真の印象と、目的別の案内を分ける
小田急不動産「小田急の仲介」の公式サイトは、暮らしを感じさせる写真と、淡い色の背景、緑や青の線画アイコンを組み合わせています。写真上の短いコピーには字間を持たせ、別の領域で目的別の入口を示しています。
PCでは左側の縦の案内に加え、購入、売却、店舗、投資・事業用をカードで整理。スマートフォンではカードを縦に並べ、下部にも同じ目的のナビゲーションを置いています。見た目の印象を伝える部分と、用事に合わせて進む部分を分けている点が参考になります。

出典:小田急不動産「小田急の仲介」(2026年10月21日確認)
購入・売却の両方や複数店舗を扱う会社は、入口の言葉とアイコンをそろえる考え方を取り入れられます。一方、会員機能や保存条件などはシステムと運用が伴います。入口を増やすこと自体を目標にせず、自社で必要な数へ絞りましょう。
東亜不動産|地域の物件探しと、読み物を同じサイトに置く
東亜不動産の公式サイトは、白や薄いグレーに緑を効かせ、人物の線画や写真・映像を組み合わせています。物件カードと記事のカードに情報を分け、地域の検索機能と読み物を並べている点が特徴です。
PCの左側には「買いたい」「売りたい」「借りたい」「貸したい」と問い合わせ先がまとまり、本文側には熊本のエリアを示す地図型の入口があります。スマートフォンでは、連絡先と4つの目的を上部に集める構成へ変わります。

出典:東亜不動産(2026年10月21日確認)
地域の物件情報に加え、会社の人柄や暮らしの話題も伝えたい場合に、情報の分け方が参考になります。ただし、物件の更新とコラムの制作は別の仕事です。動画、地図、イラスト、読み物を一度に取り入れるのではなく、運用できるものから選びます。掲載日が異なる記事もあるため、読み物があることと更新頻度の高さは分けて見ましょう。
東宝ハウス|会社の方針を、写真と短い言葉で伝える
東宝ハウスのグループサイトは、大きな写真に白い短文を重ね、濃い青と白、写真の境界に使った曲線で全体をまとめています。スマートフォンでは、写真と短いコピー、詳細へ進むリンクを縦長の画面に配置しています。
購入案内では、購入後の暮らしまで見据える方針へつなぎ、ヘッダーには近くの東宝ハウスを探す入口を置いています。物件条件だけを先に並べるのではなく、会社が何を大切にするかを説明してから詳しい案内へ進める例です。
ただし、このURLはグループ全体を紹介するサイトで、地域店舗の物件検索サイトとは役割が異なります。自社で参考にするなら、実際に提供できる支援を、写真・短い説明・詳細ページの順で伝える考え方を取り入れます。購入後の支援を訴求する場合は、対応内容と体制が伴っていることが前提です。
センチュリー21|統一した色とアイコンで、複数の探し方を示す
センチュリー21の公式サイトは、ベージュ寄りの金色、チャコール、白を基調に、検索の区分を枠やアイコンで整理しています。物件の入口には、エリア、沿線・駅、賃貸・一戸建て・マンションなどの種別があり、売る・貸す、店舗を探す目的も分けています。
スマートフォンでは、エリアと沿線・駅を2列、物件種別を3列のまとまりとして配置。色だけで区別するのではなく、文字とアイコンを一緒に使う設計が参考になります。

出典:センチュリー21(2026年10月21日確認)
全国の加盟店や多くの物件を案内する総合サイトなので、小規模な会社が検索条件の数まで合わせる必要はありません。自社の物件数やエリアに合わせて、よく使う探し方を優先します。タレントやキャラクターによる印象と、検索の整理方法も分けて考えましょう。
参考サイトが決まったら、問い合わせを受けた後の流れも確認しておきましょう。担当者が不在でも相談の経緯が分かるよう、顧客情報の共有方法まで整えることが大切です。
自社に合うデザインを選ぶ3つの基準
1.主な相談相手と、力を入れる事業を決める
最初に、「誰が、何を相談するために訪れるサイトか」を一文で書きます。例えば、地域で初めて住まいを買う人と、所有不動産の売却方法を知りたい人では、優先して見せる内容が違います。
両方を対象にする場合も、入口を分ければ迷いを減らす設計を考えられます。事業をすべて同じ大きさで並べる前に、自社が受けたい相談と、実際の訪問者が探している情報を確かめましょう。
参考サイトと自社で、読者・事業・サイトの役割が違うなら、見た目を再現するより入口の考え方を取り入れます。
2.写真・言葉・情報量の雰囲気をそろえる
落ち着いた写真に大量の強い色のバナーを重ねたり、親しみやすい店舗写真の横に専門用語だけを並べたりすると、伝えたい印象がまとまりにくくなります。写真の明るさや構図、見出しの書き方、本文の情報量を一緒に調整します。
「高級感」「親しみやすさ」のような言葉だけでは、制作側との認識がずれることもあります。「室内写真を大きくし、説明は写真の下に置く」「店舗と担当者の写真を使い、相談例を具体的に示す」など、画面で確かめられる条件に言い換えましょう。
物件写真を用意する際は、不動産写真の撮り方と掲載前の確認点も参考になります。明るく見せることと、現況を正確に伝えることの両方が必要です。
3.公開後に更新できる量を選ぶ
大きな写真を使うなら、追加物件でも同じ品質の写真を用意できるかを確認します。スタッフ紹介や事例、コラムを置くなら、異動や情報変更に応じて更新する担当者が必要です。
完成時の画面だけでなく、誰が、どの情報を、どの頻度で確認するかまで決めましょう。新着欄を増やしすぎて古い情報が残るより、更新できる情報を分かりやすく見せる設計が現実的です。
サイトを更新する人と、相談に対応する人が異なる会社もあります。顧客管理も運用人数や役割分担に合わせて選ぶと、導入後の使い方を考えやすくなります。
相談・問い合わせまで迷わせない導線をつくる
トップで、誰の何を相談できるかを伝える
写真の印象だけでは、購入・売却・賃貸のどれに対応する会社か、どの地域を扱うのか分からない場合があります。対応エリア、事業、会社の特徴を、最初に確認しやすい位置へ置きます。
物件を探す人には検索、売却を考える人には相談の進め方、会社を比較する人には担当者・店舗・実績など、知りたいことに合う入口を用意します。すべてを一つの問い合わせボタンへまとめる前に、検討に必要な情報が足りているかを確認しましょう。
リンク先で、押す前の期待に応える
「物件を見る」なら物件情報、「売却の相談をする」なら売却相談の案内やフォームへ進めます。資料請求フォームへ進む場合は、資料の内容と入力が必要であることが分かる表現にします。
リンクは、押した後に何ができるかを言葉で示し、遷移先の内容とそろえます。関心を引く言葉でも、期待していた情報がなければ、次の検討を続けにくくなります。

スマートフォンで、文字・操作・入力を確かめる
PCで整っていても、スマートフォンでは写真上の文字が背景と重なったり、ボタンが小さくなったりする場合があります。デザイン画像だけで判断せず、実際のページを開いて確認します。
- 写真上の文字が、画像の切り替わりや縦長表示でも読めるか。
- メニューや問い合わせの入口を、指で押し分けられるか。
- 文字を拡大しても、内容やボタンが重なって隠れないか。
- フォームで、必須項目、入力例、エラーの場所が分かるか。
- 送信後に、受付の案内とその後の流れを確認できるか。
電話・フォームなどの固定ボタンは、探しやすさと本文を覆う面積の両方を見ます。サイトによって必要な操作が違うため、他社と同じ位置に置けば十分とは限りません。
フォームへ案内できた後は、返答と継続相談の管理が必要です。誰が対応したか、前に何を話したかを共有できると、別の担当者も経緯を確認できます。
制作・リニューアルを依頼する前に準備すること
写真・会社情報・掲載してよい素材をそろえる
制作会社へ依頼する前に、ロゴ、店舗・スタッフ・物件の写真、会社情報、事業内容、問い合わせ先を整理します。借りた写真や人物が写る素材などは、自社サイトでの使用条件も確認します。他社サイトの写真やイラストを、そのまま自社の素材として使わないようにします。
写真のサイズや縦横の比率がそろっていない場合は、撮影・選別まで制作範囲に含めるかを決めます。文章も、既存資料を渡すだけで足りるのか、取材や原稿作成が必要かを確認しましょう。
スタッフの文章を準備する際は、不動産のスタッフ紹介コメント例文10選をたたき台に、実際の担当業務・経験と本人の言葉へ書き換えてください。
参考サイトは、好きな理由とセットで渡す
「このサイトのようにおしゃれに」では、写真、配色、動き、情報の整理のどれを求めているのか伝わりません。気に入った箇所と、その理由を具体的に渡します。
例えば、「店舗の雰囲気を大きな写真で見せたい」「購入・売却の入口を分けたい」「スマートフォンの下部から相談に進めるようにしたい」といった形です。参考にしない部分も、予算や運用上の条件として伝えます。
依頼時には、見た目の参考と、必要な機能・運用条件を分けて伝えると、見積もりを比較しやすくなります。
決める項目 | 制作会社と確認したいこと |
|---|---|
ページ・原稿 | 必要なページ、原稿・撮影の担当、追加時の費用 |
物件情報 | 入力方法、既存システムとの連携、更新・掲載終了の扱い |
問い合わせ | フォームの項目、通知先、受付後の担当、迷惑送信対策 |
更新・保守 | CMSで編集できる範囲、権限、障害時の窓口、保守費用 |
計測 | 閲覧・クリック・フォーム完了をどう確認するか |
リニューアル | URL変更、旧ページからの転送、移行後の表示・計測の確認 |
ドメインやアカウントの管理者、契約終了時に引き継げるデータも確認します。公開後に変更が必要になった際、自社で扱える範囲と制作会社へ依頼する範囲が分かる状態にしましょう。
問い合わせ通知や顧客情報の管理も、サイト刷新時に確認したい項目です。CRMとの連携や利用できる機能は、自社のサイト・システム構成をもとに確かめます。
公開後は問い合わせ数と、その後の対応を分けて改善する
閲覧から相談まで、段階ごとに確かめる
公開後は、ページを見た人、問い合わせ等の入口を押した人、フォームを完了した人、その後に相談が進んだ人を分けて確認します。閲覧が少ない問題と、フォームへ進むが完了しない問題では、見直す場所が違います。
問い合わせ数が増えた場合も、季節、広告配信、物件の入れ替えなど、デザイン以外の変化が影響しているかもしれません。変更前後の条件や期間をそろえ、数字と実際の画面を合わせて振り返ります。
「おしゃれになったから成果が上がった」と決めつけず、どの段階が変わったかを確認して次の改善を選びます。集客手法の選択は、不動産会社の集客方法を全体から見直す際にも整理できます。対象顧客や施策の組み合わせは、不動産マーケティングの考え方で詳しく扱っています。
届いた相談の担当と、返信状況を共有する
問い合わせが届いても、担当者が決まらない、返信したか分からない、別の担当者が同じ質問をする状態では、相談を続けにくくなります。受付時点で担当を決め、相談内容、連絡方法、次の対応を確認できるようにします。
サイトの評価と接客の評価を混ぜずに見ることも重要です。フォーム完了が増えているのに相談が進まない場合は、読者と案内内容のずれだけでなく、初動や引き継ぎにも原因がないかを調べます。数字だけで担当者を評価せず、実際のやり取りを確認して改善します。
サイト上の行動と、問い合わせ後の対応は別々に確認すると課題を絞れます。顧客とのやり取りを共有する方法も、集客の改善と合わせて検討してみてください。
不動産ホームページのよくある質問
おしゃれなホームページにすれば反響は増える?
見た目だけでは決まりません。訪問者が自社の対象と合っているか、物件や相談内容が伝わるか、必要な情報と問い合わせまでの道筋があるかを確認します。デザインは、その判断を助けるために整えます。
テンプレートを使ってもよい?
必要な情報・機能を載せられ、スマートフォンで読みやすく、運用できるなら選択肢になります。写真や見出し、入口の優先順位を自社に合わせることが大切です。独自制作かどうかだけで品質を判断しないようにしましょう。
制作費は、何によって変わる?
ページ数、原稿・撮影、独自デザイン、物件検索、既存システムとの連携、データ移行、更新・保守の範囲などで変わります。金額だけを並べる前に、見積もりに含まれる作業と、公開後に必要な費用をそろえて比較します。
この6サイトは、どのように選んだ?
地域の相談窓口、写真を中心とした物件探し、複数目的の案内、地域情報、会社方針、総合的な物件・店舗検索という、異なる設計を比較できるように選びました。売上や問い合わせ率のランキングではありません。自社の目的に近い部分を取り入れるための参考例です。
サイトに必要な機能を整理したら、問い合わせ後の管理に必要な機能も分けて確認できます。製品ページには提供予定の機能も含まれるため、導入時期に使いたい内容を確かめましょう。
サイトの見せ方と、届いた相談への対応を一緒に整える
おしゃれなホームページを考えるときは、写真や色の好みと、自社が受けたい相談を結びつけます。参考サイトの見た目をそのまま再現するのではなく、対象読者、目的別の入口、問い合わせ後の流れまで見て、自社に必要な要素を選びましょう。
公開後に更新できるサイトと、届いた相談を引き継げる体制を一緒に整えることが、改善を続ける土台になります。
サイトから届いた相談を、次の担当者へつなぐ
問い合わせが増えると、担当者の不在や交代時にも相談の経緯を確認する必要があります。FaciloのCRMでは、顧客情報、担当者、接客履歴を確認でき、チームでの対応に役立てられます。
サイト制作の依頼先とは別に、反響後の管理を検討したい方は、まずサービス資料をご確認ください。現在のシステムとの連携や、運用に合わせた導入については個別に相談できます。
※一部のAI機能は順次提供予定です。連携条件や利用したい機能は、導入相談でご確認ください。
執筆:Facilo編集部/サイト・製品情報の確認日:2026年10月21日
Faciloの導入で
仲介ビジネスを
次のステージに
進めてみませんか?
平日 9:00~18:00