不動産会社のMEO対策|Googleマップから問い合わせにつなげる方法

営業ノウハウ

不動産のMEO対策 店舗検索から相談につなげる
目次

不動産会社のMEO対策とは、Google検索やGoogleマップで地域の店舗を探している人に、会社の所在地や対応業務、相談方法を正しく伝える取り組みです。Googleビジネスプロフィールの情報を整え、写真や口コミへの対応を継続することが基本になります。

ただし、地図上の順位が上がることと、相談や来店予約が増えることは同じではありません。営業時間が古い、入口が分からない、電話を受けた後の対応が途切れるといった状態では、見つけてもらった機会を生かしにくくなります。

この記事では、不動産店舗の運営者・集客担当者に向けて、登録前の確認から日々の運用、効果測定、外注の選び方までを解説します。まずは「正確な店舗情報」「相談しやすい案内」「問い合わせ後の対応」の三つをそろえましょう。

不動産MEOとは?SEO・広告との違い

地域で不動産会社を探す人との接点を整える

MEOは「Map Engine Optimization」の略として使われる言葉です。例えば「○○駅 不動産会社」「近くの不動産屋」と検索した人が、地図上に表示される店舗を比較する場面を想定します。

物件ポータルサイトでは、賃料・価格・間取りなどを起点に物件を探すことが中心です。一方、地図上で会社を探す人には、近くで相談できる店を知りたい、訪問前に場所や評判を確かめたい、といった関心があります。プロフィールでは、物件数を並べるだけでなく、店舗に相談するための情報を届ける必要があります。

地域の店舗検索からプロフィールを見て、電話ボタンまたはサイトへ進む。そのクリックと、通話成立やフォーム送信による実問い合わせを区別し、担当者の対応につなぐ。
代表的な接点の流れです。電話ボタンやサイトへのクリック数が、そのまま問い合わせ件数になるわけではありません。プロフィールの案内と、自社の受付・対応を分けて確かめます。

施策

主に整える対象

不動産会社での用途

費用を考えるときの区別

MEO

店舗情報、写真、口コミ対応など

地域で会社を探す人への案内、来店前の確認

プロフィールの利用と、撮影・運用・外注の作業費を分ける

SEO

自社サイトのページや記事

物件選び、売却、地域情報など幅広い疑問への回答

制作・改善・保守などの費用がかかる

Web広告

広告文、配信対象、遷移先

対象地域・条件に合わせた接点づくり

広告配信費と運用・制作費を分ける

どれか一つに置き換えるのではなく、自社の集客経路全体の中で役割を決めます。媒体ごとの選び方は、不動産会社の集客方法と改善策で整理しています。

順位を決める要素と、自社で改善できる範囲

Googleは、ローカル検索の主な判断要素として関連性・距離・知名度を説明しています。検索する人の場所が違えば結果も変わるため、会社のパソコンで一度検索した順位だけでは評価できません。

自社でまず整えられるのは、実際の業務に合う情報を正確に掲載し、来店・相談に必要な内容を充実させることです。住所を偽ったり、店舗名へ地域名や宣伝文句を詰め込んだりする方法は選びません。Googleは、対価を払ってローカル検索順位を上げることはできないと案内しています。「料金を払えば必ず上位になる」という説明には、広告掲載との違いも確認しましょう。Googleのローカル検索に関する説明

MEOでは、店舗を見つけてもらうことに加え、その人が迷わず相談できる情報を整えることが大切です。

店舗が見つかった後は、お客様とのやり取りをどう続けるかが課題になります。FaciloのCRMは、顧客情報や接客履歴をまとめ、問い合わせ後の対応を支えるサービスです。

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Googleビジネスプロフィールを整える手順

最初に登録対象と、既存の掲載・管理権限を確認する

Googleマップに店舗が表示されていなくても、すぐ新規登録するのではなく、会社名・住所・電話番号で既存情報を探します。すでに掲載されている場合は、そのプロフィールの管理権限を確認してください。担当者交代や外注先変更のたびに新しく作ると、重複掲載につながります。

登録対象は、顧客が訪れる実在の拠点や、顧客の場所へ出向くビジネスなど、Googleの要件を満たす事業です。賃貸・売買の物件一つひとつを、店舗と同じように登録することはできません。オンラインだけで完結する事業や、住所を借りているだけの拠点なども、名称だけで可否を判断せず要件を確認します。ビジネス情報のガイドライン

会社として管理できるアカウントを用意し、誰がオーナー権限・管理者権限を持つかを記録しましょう。外注する場合も、運用終了後に自社が情報を更新できる状態を残すことが重要です。

店舗名・住所・電話・カテゴリを実態に合わせる

登録時は、次の項目を店舗の看板や公式サイトと照合します。単に文字列を機械的にそろえるのではなく、利用者が同じ店舗だと分かり、実際に連絡・訪問できることを確認してください。

項目

確認する内容

不動産店舗で起こりやすい見落とし

店舗名

普段使っている正式な店名・支店名

検索語を増やすため、看板にない業務名を追加する

住所・位置

建物名、階数、実際の入口、地図上の位置

同じ建物の別の入口へ案内される

電話番号

問い合わせを受け付ける店舗・窓口

移転前や退職者の連絡先が残る

カテゴリ

店舗の中核業務を表すもの

対応していない業務まで選ぶ

営業時間

来店・相談を受け付ける時間

年末年始や臨時休業が通常営業のまま

ウェブサイト

その店舗の業務・アクセス・相談方法が分かるページ

多店舗企業で別店舗のページに移動する

Googleによるオーナー確認には複数の方法があり、利用できる方法はビジネスなどに応じて決まります。電話や郵送を必ず選べるとは限りません。実際の管理画面に案内された方法で進め、提出する情報は店舗の実態と一致させます。Googleのオーナー確認

店舗ページまで、相談の流れをつなぐ

プロフィールのリンク先では、営業時間・アクセスに加え、何を相談できるか、予約が必要か、どの方法で問い合わせるかを分かるようにします。売却相談と賃貸の部屋探しでは、利用者が準備する情報や次の行動も違います。

例えば「売却相談はこちら」と案内しているのに、リンク先が企業沿革だけのページでは、次の行動を探し直す必要があります。案内文とページの内容が一致しているか、スマートフォンで確認しましょう。電話リンクの番号、フォームの必須項目、送信完了までの流れはそれぞれ別に点検します。

登録の完了をゴールにせず、店舗情報から電話・サイト・相談窓口まで一続きで確認しましょう。

お客様向けの窓口を整えたら、社内で誰が対応し、何を伝えたかも共有したいところです。担当変更のたびに経緯を聞き直している店舗は、接客履歴をまとめるCRMも検討できます。

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不動産会社が継続したい運用と口コミ対応

写真と営業時間は、来店する人の目線で更新する

写真では、店内をきれいに見せることだけでなく、「ここに行けば相談できる」と分かる情報を優先します。建物の外観、入口、駅からの目印、相談席などが候補です。複数階の建物なら、エレベーターや階数の案内も役立ちます。

個人が写り込む写真や、顧客名・申込内容が映った机の写真は、掲載前に確認します。古い看板や移転前の外観が残っている場合は、現状が分かる写真へ更新してください。店舗づくりそのものを見直す場合は、不動産会社の外観・看板と入りやすさの工夫も参考になります。

運用の頻度は「毎日投稿すれば順位が上がる」といった固定ルールにせず、情報が変わるタイミングと、確認担当者から決めましょう。

確認のタイミング

作業の例

担当・引き継ぎで決めること

変更が決まったとき

営業時間、電話番号、移転、休業の修正

店舗と本部のどちらが更新するか

新しい投稿・口コミがあったとき

内容の確認、必要な返信

事実確認が必要な投稿を誰へ相談するか

定期点検時

写真・リンク・表示情報・権限の確認

担当不在時の代行者と記録場所

月ごとの振り返り

クリック等と実問い合わせの比較

改善する項目を一つずつ決める

口コミは評価を指定せず、中立に依頼する

口コミの依頼は、実際にサービスを利用した人が自分の経験を書くことを前提にします。高く評価してくれそうな顧客だけを選ぶ、投稿と引き換えに割引や特典を渡す、低評価の修正・削除を条件に謝礼を出す、といった方法は避けてください。Googleのポリシーでは、こうした評価の操作を禁止しています。口コミに関するポリシー

依頼文は、例えば「本日のご相談について、ご意見がありましたらGoogleの口コミでお聞かせください。投稿は任意です」のように、評価の内容を指定しない形にします。これは運用文例であり、口コミ数や順位を保証するものではありません。

低評価への返信は、公開してよい内容を切り分ける

低評価を受けたときは、反論を書く前に店内で事実を確認します。口コミ投稿者が公開していない契約内容、物件名、資金事情などを、会社側から返信に書かないようにしてください。

一般的な文例なら「ご不便をおかけした点について、状況を確認したく存じます。差し支えなければ、店舗の窓口までご連絡ください」のように、公開欄で詳細な事情をやり取りしない方法があります。原因が確認できていないのに全面的な過失を断定したり、投稿者の本人情報を公開したりしないことが大切です。

内容がポリシー違反に当たる可能性がある場合は、Googleの報告手続きを確認します。自社に不利な評価であることだけを理由に、削除が認められるとは限りません。

口コミ対策は高評価を操作することではなく、実際の体験を受け止め、店舗の対応へ戻すことです。

口コミへの返信に加えて、普段の物件提案や顧客対応そのものを見直したい方へ。Faciloの導入事例集では、企業が抱えていた課題と、導入後の業務・顧客体験の変化を紹介しています。

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順位だけで判断しない効果測定

Google上の行動と、実際の相談を分けて数える

Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスでは、プロフィールの閲覧やウェブサイトのクリック、電話ボタンのクリックなどを確認できます。利用できる指標は業務や設定によって異なります。また、パフォーマンスデータには自然検索だけでなくGoogle広告によるものも含まれるため、すべてをMEO単独の成果と決めつけないようにします。パフォーマンス指標の説明

Google側の閲覧・ウェブサイトクリック・電話クリックはプロフィール運用担当、自社の実問い合わせ・初回対応・予約は受付や営業担当が確認する。件数と対象者は同一とは限らない。
各指標の定義・集計期間・店舗を確認して比較します。Googleのパフォーマンスデータには自然検索と広告の両方が含まれるため、その全量をMEO単独の成果とはみなしません。

段階

見る指標の例

その数字だけでは分からないこと

見つけてもらう

プロフィールの閲覧

相談意向や成約の見込み

関心を持って行動する

サイト・電話のクリック

フォーム送信や通話が成立したか

実際に問い合わせる

受電、フォーム送信、来店相談

同一顧客の重複、既存顧客の連絡かどうか

対応を進める

初回対応、来店予約、面談

担当者の対応内容や失注の理由

特に電話クリックは、通話成立数ではありません。仮に電話クリックが20件あっても、20人の新規顧客と話せたとはいえません。店内の受電記録と突き合わせ、営業時間外の着信や、問い合わせ以外の用件を区別します。

比較条件をそろえ、どこで減っているかを見る

月次で比較するときは、期間の長さ、休業日、広告配信の有無、繁忙期などを併せて記録します。短期間の順位変動と問い合わせ数の増減が同時に起きても、それだけでは因果関係は分かりません。

改善箇所は段階ごとに考えます。閲覧があるのにサイトへの行動が少ないなら、何を相談できる店なのかが伝わっているかを点検します。サイトへのクリック後に問い合わせが少ないなら、リンク先の内容や入力の負担を見直します。問い合わせは来ているのに来店につながらないなら、初回連絡の内容・タイミング・次の約束を確認します。

「電話がクリックされた」「実際に問い合わせがあった」「来店を予約した」は別の成果です。分けて記録すると、改善する場所を選びやすくなります。

反響数の先で、担当者がどの顧客に何を対応したかを振り返りたい方へ。CRMの活動管理・成果分析を、社内の対応状況を把握するために検討できます。

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自社運用と外注は何で選ぶ?費用の確認点

無料のサービスと、運用に必要な費用を分ける

Googleビジネスプロフィール自体は無料で利用できます。ただし、写真撮影、情報更新、口コミの確認、レポート作成には人の作業が必要です。自社運用でも担当者の時間がかかり、外注すれば契約に応じた費用が発生します。Googleビジネスプロフィールの案内

初期情報の整備だけを依頼する契約と、毎月の投稿・返信案・分析まで依頼する契約を、月額だけで比較しないようにしましょう。多店舗の場合は、本部による統一管理と店舗ごとの写真・営業時間の更新をどう分担するかも費用に関わります。

外注先には、成果指標と権限・解約条件を確認する

確認項目

契約前に聞くこと

作業範囲

初期登録、写真、投稿、口コミ返信、分析のうち何を行うか

承認方法

店舗情報や返信案を、誰の確認後に公開するか

費用

初期費用、月額、店舗追加、撮影などの別料金

成果報酬

どの地点・検索語・時間帯・順位を基準に、何日分計算するか

権限

オーナー権限を誰が持つか、自社も管理画面を確認できるか

解約

最低契約期間、違約金、権限と運用記録の返却方法

運用方針

口コミへの謝礼や架空の所在地など、ルールに反する方法を使わないか

「投稿数が多い」「順位の報告がある」だけでは、自社の仕事がどれだけ減り、どの判断に使えるかは分かりません。実際のレポート見本を見せてもらい、店舗情報の修正依頼や低評価への対応をどこまで相談できるか確認すると、運用後の認識違いを減らせます。

自社運用が向くのは、更新対象が把握でき、担当者と代行者を決められる場合です。多店舗で情報が散在している、担当者が定期確認できない場合は、一部作業を外注する方法もあります。外注後も、店舗の実態や顧客対応の事実を確認する役割は自社に残ります。

外注費は順位の約束だけで判断せず、作業範囲・計測条件・管理権限・終了時の引き継ぎまで比較しましょう。

MEOの運用代行と、問い合わせ後の顧客管理は役割が異なります。社内の対応履歴や担当者の管理も整えるなら、集客費と分けてツールの導入範囲を検討しましょう。

→ CRM導入の検討用にサービス資料を取り寄せる

問い合わせ後の対応まで整えて集客を生かす

誰が、いつまでに、何を確認するかを決める

地図からの電話、自社サイトのフォーム、直接の来店では、最初に得られる情報が違います。共通して残す項目と、その場でまだ聞けなかったことを分けると、次の担当者が対応しやすくなります。

例えば売却相談であれば、相談対象のエリア、希望する連絡方法、現在の検討段階、次回の連絡予定などが候補です。最初から詳細をすべて埋めるのではなく、聞けた事実と未確認事項を区別してください。連絡方法の希望も尊重し、電話希望でない相手に電話を繰り返すといった運用を避けます。

初回担当が不在になったときの代行者も決めます。「担当へ伝えました」で止めず、実際に連絡できたか、次の約束があるかを確認するところまでが対応です。

MEOの計測と、CRMの顧客管理をつなげて考える

MEOでは店舗がどう見つかり、プロフィール上で何が起きたかを把握します。CRMでは顧客情報、やり取り、担当者、営業活動などを管理します。両者の数字は目的が違うため、同じものとして集計しません。

CRMへ集客経路を残す場合は、確認できた経路と推定を分けます。「Googleで見た」という回答だけでは、広告・通常検索・マップのどれか特定できない場合があります。分からないものを無理にMEOへ分類せず、確認方法を決めましょう。

FaciloのCRMは、接客履歴のタイムラインや顧客と担当者の紐付け、活動管理などを案内しています。Googleビジネスプロフィールの運用や順位改善とは別の役割です。電話など手動で記録する情報もあり、すべての接点が自動取得される前提にはしません。

集客経路を増やす取り組みと、得られた相談をチームで引き継ぐ取り組みを、並行して進めましょう。

電話やメールで得た情報を担当者だけに残さず、次の人が経緯を確認できる状態にしたい方へ。顧客単位でやり取りをまとめる仕組みを確認できます。

→ 担当変更時も接客の経緯を確認できる仕組みを見る

不動産MEOのよくある疑問と最初にやること

無料でも始められますか?

Googleビジネスプロフィールは無料で利用できます。まず自社の掲載情報・管理権限・営業時間・相談先を確認するところから始められます。撮影や外注を利用する場合は、その作業費を別に見積もりましょう。

順位はいつ上がりますか?

一律の期間は決められません。情報の修正が反映されることと、検索順位が変わることも別です。検索地点や競合などの条件も影響します。期限付きの順位保証に頼るより、情報の不備を直し、同じ条件で行動指標と実問い合わせを確認する運用が必要です。

複数店舗や、販売中の物件ごとに登録できますか?

複数店舗は、それぞれがGoogleの要件を満たす実在の拠点かを確認します。一つの店舗を業務名ごとに増やすことや、売買・賃貸の物件そのものを店舗として登録することは、同じ扱いではありません。既存プロフィールとの重複も点検してください。

まず何から取り組むとよいですか?

最初は、①管理権限と掲載の重複を確認、②住所・営業時間・連絡先を修正、③入口や相談席の写真を整備、④口コミ確認の担当を決定、⑤問い合わせ後の担当と記録を整理、の順に進めると着手しやすくなります。これは店舗運用のための進め方の例であり、順位向上を保証する手順ではありません。

まず正しい情報で相談できる状態をつくり、その後に実際の反響と対応を見て改善することが、不動産MEOの基本です。

増えた相談を、担当者の記憶だけに残さないために

反響が増えても、対応履歴や引き継ぎが分散したままでは、相談を継続しにくくなります。FaciloのCRMは、顧客情報とやり取り、担当者、営業活動をまとめて確認するためのサービスです。

  • 顧客ごとの接客履歴を確認し、前回の説明を踏まえて対応する
  • 顧客と担当者を結び付け、チームで状況を把握する
  • 活動管理・成果分析を、店舗の対応を振り返る材料にする

MEOで接点をつくる取り組みと併せて、自社の反響対応に合うか検討してみませんか。

→ 自社の反響対応に合うか確かめるため、CRMの資料を請求する

執筆:Facilo編集部/情報確認日:2026年11月4日