営業成績を見える化する方法|売上・予実の管理表とグラフを不動産営業の例で解説

経営・バックオフィス

営業成績の見える化|売上・予実・案件を改善につなぐ
目次

営業成績の見える化とは、売上や案件の進み具合を共通のルールで記録し、目標との差と、次に改善することが分かる状態にすることです。担当者別の売上ランキングを作るだけでは、なぜ差が生まれたのか、誰にどの支援が必要なのかまでは分かりません。

最初にそろえたいのは、指標・対象期間・数え方です。同じ「今月の売上」でも、契約した月、売上を計上する月、代金が入る月を混ぜると、数字の意味が変わってしまいます。

この記事では、不動産営業を例に、目標の設定から案件台帳、Excel・スプレッドシートの集計式、グラフの読み方、週次の改善までを説明します。掲載する数値はすべて説明用の架空データで、業界平均やFaciloの実績ではありません。

営業成績の見える化とは?売上だけでは分からないこと

結果・案件の進捗・行動をつなげて見る

売上は営業活動の結果です。同じ売上不足でも、案件が足りない、成約が遅れている、単価が違う、計上時期が翌月へずれているなど、背景は異なります。結果だけで評価すると、必要な支援を取り違えることがあります。

例えば月次売上が目標未達だった担当者に、すぐ「もっと架電しよう」と指示しても、原因が決済日程の変更なら解決につながりません。まず対象案件と、その数字を数えた時点を確かめます。

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見る情報

何を確かめるか

判断の例

結果

売上、成約件数、平均売上額

目標との差は件数と単価のどちらにあるか

案件の進捗

商談段階、次の予定、計上見込み日

今月中に進む案件がどこで止まっているか

行動・対応

ヒアリング、提案、顧客との連絡

停滞を解消するためにどの支援が必要か

中小企業庁のミラサポplusによる営業プロセスの解説も、営業活動を段階に分けて把握する考え方を紹介しています。本記事では、そのうち売上実績・予実・案件見込みの管理を具体化します。

順位をつけることと、改善できることは違う

ランキングは結果を一覧にする方法の一つですが、案件の配分や担当領域が異なる人を単純比較する用途には限界があります。大型の売買案件と賃貸仲介では、金額・件数・営業期間の前提が違います。

見える化の目的は、数字を見せることではなく、数字から次の確認と支援を決められるようにすることです。個人の振り返り用と、店長が配分や支援を判断するための表では、必要な情報も公開範囲も変えます。

売上だけでは分からない案件の状況を、顧客対応の履歴と一緒に確認したい方へ。FaciloのCRM公式ページでは、進捗管理・分析や売上管理の機能を紹介しています。順次提供予定の機能も含むため、必要な機能の利用条件は導入時に確認してください。

→ 営業数字と案件状況を確認するCRM機能を見る

売上目標・案件指標・集計ルールを決める

指標名だけでなく、数え方を決める

管理表を作る前に、指標ごとの定義を短く残します。「成約率」「売上」といった名前だけをそろえても、分母や計上基準が異なると比較できません。

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指標

この例の定義

決めておく条件

月次売上

対象月に計上した自社の税抜仲介売上

計上日・税区分・取消時の扱い

成約件数

対象期間に成約した、重複のない案件ID数

1案件の範囲、共同担当の扱い

目標達成率

同じ基準の実績売上÷目標売上

期間・担当範囲・目標改定履歴

平均売上額

対象案件群の売上合計÷案件数

売買と賃貸などの区分

商談からの成約率

特定期間に商談化した案件群のうち、追跡時点までに成約した割合

商談化日、追跡期間、未決案件

見込売上

計上予定日が対象期間に入る未成約案件の見込額

算定時点・条件・確度の定義

粗利も管理する場合は、売上から何を控除するかを経理とそろえます。個人ごとの報酬や物件の取引総額を、仲介会社の売上と混ぜないようにしましょう。

自社実績から必要成約数と案件数を考える

目標設定では、まず売上目標と想定する案件構成を置き、必要な成約数を考えます。次に、同じ条件の自社履歴から商談数や反響数へさかのぼります。

以下は売買仲介の一つの区分だけを対象にした架空例です。

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計算すること

仮定と式

結果

必要成約件数

売上目標600万円÷1案件あたり平均売上60万円

10件

必要商談数

同じ条件の過去商談群の成約率25%として、10件÷25%

40件

必要反響数

同じ反響群の商談化率40%として、40件÷40%

100件

この数字は「反響100件なら必ず600万円になる」という予測ではありません。商談化から成約・計上までに時間がかかるなら、必要な反響は目標月より前に受ける必要があります。月末の反響を、その月の売上目標を埋める材料として機械的に数えないでください。

逆算した件数は、担当人数・対応できる商談数・営業期間・季節性を確かめて初めて、実行可能な計画になります。既存案件から見込める売上を確認し、不足分を新規の反響や商談でどこまで補うかを分けます。過去の率がない場合は仮目標と置き、何件・どの期間を観測したら再設定するかを決めましょう。

契約・計上・入金は別の日付で持つ

不動産の営業管理では、契約が成立した日、会社の方針に従って売上を計上する日、実際に入金された日が一致するとは限りません。どの日を見ているかによって、月次の数字は変わります。

本記事の計上日は説明用の設定です。実際の会計処理を一律に指定するものではなく、自社の経理方針と確認してください。資金繰りは入金日と支払日、営業の成約状況は成約日というように、見る目的を分けます。利益や資金計画の全体は、不動産会社の経営で確認したいことで整理しています。

売上や成約件数などの結果から、案件の停滞段階や計上予定日、顧客の懸念と担当者の行動を順に確かめる。契約日・計上日・入金日を分ける。
結果から背景を調べる順序の概念図です。行動量を増やせば必ず売上が上がるという因果関係を示すものではありません。計上基準は自社の経理方針とそろえます。

自社で管理する数字が決まると、システムに必要な機能も比較しやすくなります。CRMの「進捗管理・分析」「機能一覧」を確認し、売上や反響をどの範囲まで扱うかを検討できます。

→ 売上・反響管理の対応範囲を確かめる

Excel・スプレッドシートで案件台帳と売上集計を作る

1案件1行の台帳と、入金明細を分ける

売上集計用の台帳には、一意の案件IDを付けます。ここでの1案件は、自社が売上を管理する単位です。同じ契約を複数の担当者の行へ複製すると、全社集計では二重計上になります。共同担当の配分を管理する場合は、配分表を別に持ち、合計が元の売上を超えないようにします。

以下の列を「案件」シートの1行目へ置く例です。顧客の実名や電話番号を広い共有用の表へ載せず、業務に必要な範囲で参照できる形にしてください。

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列

項目

入力ルール

A

案件ID

重複しないID。顧客名の表記揺れをIDの代わりに使わない

B

担当

表記を統一する

C

売上区分

売買・賃貸など、比較の前提が同じ区分

D

反響日

初めて相談を受け付けた日

E

成約日

成約済みの場合に入力

F

売上計上日

経理の定義に合わせた日付

G

売上額

自社の税抜売上を円単位で入力

H

状態

商談中・成約・失注・取消など、定義を固定

I

計上予定日

未成約の見込案件に入力

J

見込額

未成約の見込額。確定売上G列と分ける

成約後はE〜G列へ確定情報を記録し、I・J列を実績集計に足さないルールにします。取消や修正があった場合は行を消して履歴を失うより、変更理由と処理を確認できる記録を別に残し、経理の売上との照合方法を決めます。

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案件ID

担当・区分

成約日

計上日

税抜売上

状態

R001

青木・売買

2026/6/25

2026/7/31

1,100,000円

成約

R002

青木・売買

2026/7/10

2026/7/31

900,000円

成約

R003

佐藤・売買

2026/7/20

2026/8/31

1,200,000円

成約

R004

佐藤・賃貸

2026/7/25

2026/7/31

100,000円

成約

4件とも架空例で、表では説明に必要な列だけを抜き出しています。「案件」シートの2〜5行へ転記するときは、案件IDをA列、担当と区分を分けてB・C列、成約日・計上日・売上額・状態をE〜H列へ入れます。この検算例ではD・I・J列は空欄で構いません。実務ではD列に反響日を記録し、未成約案件のI・J列には計上予定日と見込額を入力します。

分割入金は同じ案件を台帳に2行作らず、別の「入金」シートにします。A列=入金ID、B列=案件ID、C列=入金日、D列=入金額とし、案件IDで結びます。

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入金ID

案件ID

入金日

入金額

P001

R001

2026/7/31

1,100,000円

P002

R002

2026/7/31

450,000円

P003

R002

2026/8/31

450,000円

P004

R003

2026/7/20

600,000円

P005

R003

2026/8/31

600,000円

P006

R004

2026/7/25

100,000円

この入金例は比較のため税を除いた同額ベースです。実務では税込・税抜や預り金等を混在させず、経理の実入金管理と合う項目を追加してください。入金行を増やしても、案件の売上や成約件数は増えません。

案件台帳を整えても、数字の背景となるやり取りが個人のメールやLINEに分かれていると、確認に手間がかかります。FaciloのCRMでは、顧客ごとのコミュニケーション履歴を扱う機能を紹介しています。

→ 連絡履歴をまとめて確認する仕組みを見る

月次・担当別の売上をSUMIFSで集計する

次は、上の列配置を使って2026年7月の売上を集計する式です。日付は文字ではなく日付データ、金額は数値として入力します。範囲の2〜1000行は運用件数に合わせて広げ、各条件範囲の行数をそろえてください。

=SUMIFS('案件'!$G$2:$G$1000,'案件'!$F$2:$F$1000,">="&DATE(2026,7,1),'案件'!$F$2:$F$1000,"<"&DATE(2026,8,1),'案件'!$H$2:$H$1000,"成約")

結果は2,100,000円です。R001・R002・R004を含み、8月計上のR003は含みません。7月末以下ではなく「8月1日未満」としておくと、時刻が入った月末データも対象にできます。

集計表のA2に担当者名「青木」がある場合は、担当条件を追加します。

=SUMIFS('案件'!$G$2:$G$1000,'案件'!$F$2:$F$1000,">="&DATE(2026,7,1),'案件'!$F$2:$F$1000,"<"&DATE(2026,8,1),'案件'!$H$2:$H$1000,"成約",'案件'!$B$2:$B$1000,$A2)

青木の結果は2,000,000円です。複数の条件で合計するSUMIFSの仕様は、Microsoftの公式説明で確認できます。

件数・達成率・未入力を別々に点検する

7月に成約した案件数は、成約日E列でCOUNTIFSを使います。この例の結果はR002・R003・R004の3件です。

=COUNTIFS('案件'!$E$2:$E$1000,">="&DATE(2026,7,1),'案件'!$E$2:$E$1000,"<"&DATE(2026,8,1),'案件'!$H$2:$H$1000,"成約")

集計表のB2を売上目標、C2を実績とした達成率は、目標未入力と0を分けます。

=IF(B2="","未設定",IF(B2=0,"算定不可",C2/B2))

計算された数値の表示形式をパーセントにします。目標300万円・実績210万円なら70%です。目標0を100%達成と扱ったり、未設定を未達成と判定したりしないようにします。

集計式が動いても、未入力が正しい数字に紛れ込むことがあります。成約なのに成約日や売上額がない行、計上済みなのに計上日が空欄の行、重複ID、取消なのに売上へ残る行を別に抽出しましょう。「0円で確定」と「まだ不明」は違う状態です。

行動の詳細なログはこの案件台帳へすべて詰め込まず、別の活動記録と案件IDでつなぎます。売上を集計する目的の表に、電話1回ごとの行が混ざらない設計が重要です。

売上用の表と顧客対応の記録をどこまで分けるかは、ツール選定のポイントです。CRMのサービス資料を使って、履歴管理の範囲を確認できます。この記事のExcelテンプレートを配布する案内ではありません。

→ 顧客履歴の分散を見直すためにCRM資料を請求する

予実・売上構成・案件見込みのグラフを読む

担当別の予実は棒、月ごとの変化は折れ線で見る

担当別に目標と実績を並べるなら棒グラフ、同じ定義の月次売上の変化を見るなら折れ線グラフが使えます。グラフを増やすより、何を判断したい図かを明記します。

以下は前節の7月計上売上に、架空の目標を付けた表です。

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担当

7月目標

7月実績

差額(実績−目標)

達成率

青木

220万円

200万円

−20万円

約90.9%

佐藤

80万円

10万円

−70万円

12.5%

合計

300万円

210万円

−90万円

70.0%

月次推移の例として、5月180万円、6月240万円、7月210万円を置きます。5・6月は推移の説明用に追加した架空集計値で、前節の4案件から算出したものではありません。7月は6月比−30万円、−12.5%ですが、これだけで営業力が低下したとは判断できません。

架空の7月予実。青木は目標220万円・実績200万円、佐藤は80万円・10万円、合計300万円・210万円。月次売上は5月180万円、6月240万円、7月210万円。
すべて架空の税抜仲介売上です。担当別の棒は共通の0〜250万円、月次の折れ線は0〜300万円の軸で表示しています。5・6月は推移説明用の追加集計値で、本文の4案件からは算出していません。案件配分・計上時期などを確かめて読みます。

担当別の表では佐藤の差額が大きいものの、R003の120万円は8月計上です。7月に成約していることを確認したうえで、7月目標の組み立てと、計上見込みの管理を振り返ります。売買と賃貸の担当配分も違うため、達成率だけで両者の能力を比べません。

売上差を、件数・単価・計上時期に分ける

売上が変化したら、まず同じ区分の案件数と平均売上額を確認します。例えば売買の計上件数は変わらず、平均売上が下がっているなら、物件価格帯や案件構成の変化を見ます。賃貸の件数が増えたため全体平均が下がっているだけかもしれません。

前節の4案件では、7月成約分の金額は220万円、7月計上売上は210万円、7月入金額は225万円です。それぞれ異なる日付で集計した結果で、差額は直ちに入力ミスを意味しません。案件IDで構成をたどれば、前月成約分の計上や、翌月計上分の先行入金を確認できます。

成約・計上・入金の3つを一つの「売上グラフ」に混ぜず、グラフ名にも集計基準を入れましょう。

見込売上には、予定日と根拠を残す

未成約案件の見込額は、実績と色や列を分けます。次のように、金額だけでなく判断した日、計上予定日、まだ満たしていない条件を記録します。

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見込案件

見込額

計上予定

確認した状況・残る条件

R005・青木

80万円

2026年9月

条件確認中。申込み・契約日程は未確定

R006・佐藤

100万円

2026年9月

関係者の意向確認中。意思決定時期は未確定

合計180万円は候補額であり、確定売上ではありません。「商談中は50%」などの確率を根拠なく掛けると、精密に見えても判断を誤ります。過去の同条件の案件から率を置く場合も、母数と観測期間を示し、確定値と分けてください。

同じ月の成約数を同じ月の新規反響数で割った値も、反響からの成約率とは限りません。成約した案件が前月以前の反響なら、分子と分母が別の集団です。転換率は反響日や商談化日で対象群をそろえ、その後を追跡して計算します。

グラフの差から個別案件を確認する際は、成果と活動の情報がつながっていると調べやすくなります。FaciloのCRMで紹介している進捗管理・分析の範囲を確認し、自社で必要な集計と照らし合わせてみてください。AI機能には開発中のものがあります。

→ 営業活動と成果を確認する機能を見る

見える化した数字を週次の改善につなげる

事実・背景・支援を分けて話す

週次の確認では、未達の理由を担当者に一方的に説明させるのではなく、まず対象案件と定義をそろえます。数字の説明だけで会議を終えず、次回までに変えることを一つ決めます。

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数字・状況

確認する背景

支援や行動の例

成約件数が計画より少ない

商談不足か、意思決定待ちか、条件不一致か

店長が次回商談へ同席し、懸念の確認を支援

平均売上額が下がった

価格帯・物件種別・担当配分が変わったか

区分別に目標と案件構成を見直す

計上が翌月へずれた

契約後の手続きと予定管理に変化があるか

関係者と期日を確認し、見込表を修正

見込案件が長く止まる

顧客が迷っている点と次の予定は何か

顧客の希望を確認し、継続・保留の扱いを整理

例えば佐藤の7月売上10万円について、「数字が低い」だけで結論を出さず、「R003は7月成約・8月計上。7月目標に含めていたなら予定日の更新に問題がなかったか」を確認します。次の行動を「佐藤が水曜までに予定を確認し、店長が金曜に見込表を照合する」と具体化します。

担当と期限を決め、次回は結果を確認する

会議メモには、対象案件、確かめた事実、まだ仮説の点、行動する人、期限を残します。次回は数値が上がったかだけでなく、決めた行動を実施し、何が分かったかを確認します。

佐藤の7月実績10万円とR003の7月成約・8月計上を確認し、目標や予定更新を確かめる。佐藤が水曜までに予定確認、店長が金曜に見込表を照合する架空例。
本文と同じ架空案件の例です。「予定日の更新漏れ」は確認する仮説であり、発生したと断定していません。担当者と期限を決め、次回は実行した内容と分かったことを確認します。

数字の差に対して毎回同じ行動を増やすのではなく、背景に応じて支援を変えることが、見える化を実務へつなぐポイントです。顧客の都合で保留となった案件も、理由を確認できれば「担当者の対応不足」と誤って扱わずに済みます。

店長が支援を考えるとき、担当者への聞き直しだけに頼らず、顧客とのやり取りを確認できると状況を共有しやすくなります。

→ 顧客とのやり取りをチームで共有する方法を見る

Excelで続けるか、CRM・SFAを使うかを判断する

表で足りないのは、集計機能か情報のつながりか

少人数で項目が少なく、更新担当と確認日が決まっていれば、Excelやスプレッドシートから始められます。ツールを変える前に、入力ルールが曖昧なだけなのか、複数の情報をつなぐ作業が限界なのかを見分けましょう。

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現在の困りごと

表の運用で見直すこと

システム比較で確かめること

毎週集計し直す

ID・日付・区分・式を共通化

必要な粒度で集計・出力できるか

同じ内容を複数へ入力する

入力元と転記先を整理

対応データと連携条件

顧客履歴が担当者にしか分からない

記録場所と共有範囲を決める

メール・LINE等の履歴管理

更新されず古い数字を見ている

更新責任者と締め時刻を設定

入力・更新の手順と通知

閲覧範囲を分けたい

ファイル・シートの権限を確認

部署・担当ごとの権限設計

CRM・SFAを導入しても、指標の定義と元データの誤りは自動では解決しません。最初に台帳の項目と自社のルールを整理しておくと、製品に確認する質問が具体的になります。

現在使える機能と、提供予定の機能を分けて確認する

FaciloのCRM公式ページでは、顧客履歴、活動・成果、売上、反響の管理を紹介しています。一方で、順次提供予定の機能を含む注記があり、機能表のAI欄には開発中の表示があります。

自社に必要な日付基準、共同担当、分割入金、取消、権限、既存システムとの連携まで、この記事の表どおりに対応できるとは限りません。導入前に具体的なデータ例と確認事項を持ち込み、現在の提供範囲を確認してください。

製品の選択肢は不動産SFAの比較、顧客管理の全体は不動産CRMの選び方で確認できます。

「契約と計上を分けたい」「今の表と併用したい」など、自社特有の条件がある場合は、機能名だけで判断しない方が確実です。管理したい項目をもとに、Faciloの対応範囲を相談できます。

→ 自社の集計ルールに対応できるか相談する

見える化を定着させる運用とよくある疑問

入力項目が多く、更新されないときは?

会議や判断で使っていない項目を見直します。案件ID・担当・状態・必要な日付・金額など、集計に必要な項目から始め、入力する人と、数字を確認して返す人を決めましょう。会議では使わないのに入力だけ求められる状態は避けます。

入力必須にする時点も分けます。初回反響で成約日を埋める必要はありません。段階ごとの未入力を見て、まだ未確定なのか、記録漏れなのかを区別します。

営業成績は全員へ公開すべきですか?

目的によって必要な範囲が違います。チーム全体の進捗、担当者本人の振り返り、管理者が扱う評価資料を分け、顧客情報や個人評価が必要以上に広がらないようにします。公開範囲は職務と権限に合わせて決めます。

ランキングを使うことは問題ですか?

順位表だけで一律に問題とは判断できません。ただし、前提の違いを無視して人格を否定する、過大な要求を繰り返すなどの運用は避ける必要があります。厚生労働省は、職場のパワーハラスメントを、優越的関係、業務上必要かつ相当な範囲を超える言動、就業環境への害という要素で説明しています。順位を掲示した事実だけでなく、実際の言動と状況を確認します。厚生労働省の職場におけるハラスメント対策

目標が高すぎると分かった場合は?

必要件数と対応可能な件数、案件の営業期間、担当配分を並べ、どの前提が変わったかを確認します。元の目標を消して置き換えるより、当初目標・見直し後の見込み・変更理由を残す方が、次の計画に生かせます。

入力、閲覧、目標の変更に共通のルールを設けると、数字をめぐる認識の違いを減らせます。

数字の集計と並行して、顧客情報を誰がどう共有するかも整えたい方へ。CRMのサービス資料を取り寄せ、チームの運用に合うか検討できます。

→ チームの情報共有に合うか確かめるためにCRM資料を請求する

まとめ:集計するだけで終わらせず、改善を1つ決める

営業成績の見える化は、指標の定義、案件単位の記録、振り返りを一続きにして進めます。まず契約・計上・入金を分け、売上と見込み、同じ期間の件数と同じ案件群の率を区別してください。

次の会議では、目標との差を示すだけでなく、対象案件と支援策を一つ具体化することから始めましょう。表の運用で改善できることを試し、二重入力や履歴の分散が残る部分はシステムの利用範囲と照らし合わせます。

数字と顧客対応を、別々に確認する手間を見直しませんか

FaciloのCRMでは、顧客とのコミュニケーション履歴や営業の進捗・売上・反響の管理を紹介しています。

  • 数字の背景となる顧客とのやり取りを確認したい
  • 担当者間で案件の状況を共有したい
  • 自社の管理項目に合う機能と提供条件を確認したい

社内比較を始める場合はCRMのサービス資料を、具体的な要件がある場合は「Excelで続けるか、CRM・SFAを使うかを判断する」で案内した導入相談をご利用ください。公式紹介には順次提供予定・開発中の機能も含まれるため、必要な機能の利用時期を確認したうえで検討できます。

→ 自社の管理項目と照らし合わせるためにCRM資料を請求する

執筆:Facilo編集部/製品・情報の確認日:2026年10月20日