不動産売却の一括査定とは?仕組み・メリットデメリット・おすすめサイト比較まで徹底解説

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目次

不動産売却の一括査定を使えば、1回の入力で複数社の査定額を比較でき、会社によって数百万円の差がつく査定額の「適正ライン」が見えてきます。本記事では仕組み・メリットデメリット・主要7サイト比較・利用手順・高く売るコツまで網羅的に解説します。

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一括査定とは?不動産売却で使われる仕組みをわかりやすく解説

一括査定とは、売却したい不動産の情報を1回入力するだけで、複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できる無料のWebサービスです。

自分で1社ずつ問い合わせる手間がなくなり、各社の査定額や対応力を比較したうえで依頼先を選べます。

一括査定サービスの基本的な仕組み

一括査定サイトは、売主(あなた)と不動産会社をつなぐマッチングプラットフォームです。利用の流れはシンプルで、以下の3ステップで完了します。

  1. 物件情報を入力する -- 所在地・面積・築年数・売却希望時期などを入力
  2. 対応可能な不動産会社が表示される -- エリアや物件種別に応じて3〜6社が自動でマッチング
  3. 各社から査定結果が届く -- メール・電話で査定額と提案内容が届く

売主側の費用は完全無料です。一括査定サイトは、不動産会社側から紹介料(1件あたり1万円前後)を受け取るビジネスモデルで運営されています。

「机上査定」と「訪問査定」の違い

一括査定で受けられる査定には2種類あります。

項目

机上査定(簡易査定)

訪問査定(詳細査定)

方法

データのみで算出

実際に物件を訪問して算出

所要時間

即日〜数日

1〜2週間

精度

ざっくりした目安

売り出し価格の根拠になる

おすすめシーン

まず相場を知りたいとき

売却を本格的に進めるとき

まずは机上査定で相場観をつかみ、気になる会社に訪問査定を依頼するのが一般的な進め方です。

不動産売却で一括査定を使う5つのメリット

一括査定の最大のメリットは、手間をかけずに複数社の査定額を比較でき、自分の不動産の「適正な相場」がわかることです。

以下の5つの利点があります。

1. 複数社の査定額を比較して相場がわかる

不動産の査定額は会社によって数百万円の差がつくことも珍しくありません(国土交通省「不動産取引価格情報」の成約データを見ると、同一エリア・同一面積帯でも査定・成約価格に大きなばらつきがあることがわかります)。1社だけに依頼すると、その金額が高いのか低いのか判断できませんが、3〜6社の査定額を並べることで「おおよその相場帯」が見えてきます

たとえば、5社に査定を出して「2,800万〜3,200万円」という結果が出れば、3,000万円前後が相場だと判断できます。逆に1社だけ飛び抜けて高い場合は、根拠を確認する材料にもなります。

2. 無料で利用でき、費用リスクがない

一括査定サイトの利用は完全無料です。何社に査定を依頼しても、査定結果を見た後に断っても、費用は一切かかりません。「査定 = 売却の契約」ではないので、まず相場だけ知りたいという段階でも気軽に利用できます。

3. 自分で不動産会社を探す手間が省ける

売却を考えたとき、「どの不動産会社に頼めばいいかわからない」という悩みを持つ方は多いものです。一括査定サイトには多数の不動産会社が登録されており、エリアや物件種別に応じた対応可能な会社が自動で表示されるため、自分で調べる時間を大幅に短縮できます。ただし、登録されているからといって必ずしも対応品質が保証されるわけではないので、査定結果の丁寧さや担当者の対応で見極めることが重要です。

4. 各社の対応力を直接比べられる

査定額だけでなく、査定結果の丁寧さ・レスポンスの速さ・提案内容の具体性を比較できるのも一括査定の大きなメリットです。査定書のボリュームが充実している会社、売却戦略を具体的に説明してくれる会社は、売却活動の質も高い傾向があります。

5. マンション・戸建て・土地など幅広い物件に対応

主要な一括査定サイトは、マンション売却、戸建て売却、土地売却いずれにも対応しています。「家を売りたい」「マンションを売りたい」「土地だけ売りたい」など、物件の種別を問わず利用可能です。

一括査定のデメリットと注意点|知っておくべき5つのリスク

一括査定には「複数社から一斉に連絡が来る」「査定額にばらつきがある」といったデメリットもあります。

事前に理解しておけば対処できるものばかりなので、以下の5つを確認してから利用しましょう。

1. 複数の不動産会社から電話・メールが来る

一括査定を申し込むと、マッチングされた3〜6社から一斉に連絡が届きます。「電話がたくさんかかってきて困った」という声は少なくありません。

対処法:

  • 査定依頼時に「メールでの連絡希望」と備考欄に記入する
  • 最初から2〜3社に絞って依頼する(サイトによって選択可能)
  • 対応が不要な会社にはきっぱり断りの連絡を入れる

2. 査定額=売れる金額ではない

査定額はあくまで「この価格なら3ヶ月程度で売れるだろう」という不動産会社の予測値です。実際の成約価格は、市場の需給・買主の交渉・物件の状態によって変動します。

たとえば、以下のような価格推移は珍しくありません。

  • 査定額: 3,000万円(不動産会社の提示額)
  • 売り出し価格: 3,200万円(値引き交渉の余地を見込んで設定)
  • 成約価格: 2,950万円(買主との交渉を経て最終合意)

このように、査定額と成約価格には50万〜200万円程度の差が出ることがあります。特に注意すべきは、媒介契約を取るために相場より極端に高い査定額を提示するケースです。「3,500万円で売れます」と言って契約後に「やっぱり売れないので値下げしましょう」と提案されるパターンは、不動産流通推進センターの相談事例でも報告されています。

注意: 査定額が他社より500万円以上高い場合は要注意です。「なぜこの金額なのか」の根拠として、直近の成約事例を具体的に示せるかどうかを必ず確認しましょう。

3. 地方・郊外エリアは対応会社が少ない場合がある

一括査定サイトに登録している不動産会社は都市部に集中する傾向があります。地方や郊外のエリアでは、マッチングされる会社が1〜2社しかないケースもあります。その場合は複数の一括査定サイトを併用するか、地元の不動産会社に直接問い合わせるとよいでしょう。

4. 個人情報の入力が必要

一括査定を利用するには、氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどの個人情報を入力する必要があります。個人情報の取り扱いが気になる方は、プライバシーポリシーが明示されているサイトを選び、必要最低限の情報だけを入力するようにしましょう。

5. 不動産会社の「しつこい営業」に遭う可能性

一部の不動産会社は、媒介契約を急かすような営業をしてくることがあります。

対処法:

  • 「まだ検討中です」と明確に伝える
  • 断ったのに連絡が続く場合は一括査定サイトのカスタマーサポートに相談する
  • 査定結果に納得がいかなければ無理に契約する必要はない

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おすすめの不動産一括査定サイト7選を徹底比較

一括査定サイトはそれぞれ提携会社数・対応エリア・得意な物件タイプが異なります。

自分の物件や状況に合ったサービスを選ぶことが、良い不動産会社と出会うための第一歩です。

主要一括査定サイト比較表

サービス名

提携会社数

同時査定依頼数

対応エリア

得意な物件・特徴

運営企業

すまいValue

大手6社限定

最大6社

主要都市部

大手志向の方に最適。三井のリハウス・住友不動産販売など大手のみ

大手6社共同

HOME4U

約2,300社

最大6社

全国

NTTデータ運営で信頼性が高い。築古物件にも強い

NTTデータ・ウィズ

SUUMO売却査定

約2,000社

最大10社

全国

知名度抜群のポータルサイト。物件情報が豊富で相場観を掴みやすい

リクルート

LIFULL HOME'S

約4,800社

最大10社

全国

提携会社数が最多クラス。匿名査定も可能

LIFULL

イエウール

約2,300社

最大6社

全国

地方エリアにも強い。利用者数トップクラス

Speee

マンションナビ

約2,500社

最大9社

全国

マンション売却に特化。AI査定との併用が可能

マンションリサーチ

RE-Guide(リガイド)

約900社

最大10社

全国

収益物件・投資用不動産にも対応

ウェイブダッシュ

※提携会社数・同時依頼数は2025年時点の目安です。最新情報は各サイトで確認してください。

目的別のおすすめ選び方

  • 大手に依頼したい方 → すまいValue(大手6社限定で安心感あり)
  • 幅広い選択肢から選びたい方 → LIFULL HOME'S / HOME4U(提携数が多い)
  • 地方・郊外の物件を売りたい方 → イエウール(地方対応に強い)
  • マンション売却に特化したい方 → マンションナビ(AI査定も利用可能)
  • まず匿名で査定額を知りたい方 → LIFULL HOME'S(匿名査定対応)

ポイント: 1つのサイトだけでなく、2〜3サイトを併用するのがおすすめです。サイトごとに提携している不動産会社が異なるため、併用することでより多くの選択肢から比較検討できます。

一括査定の利用手順|申し込みから売却完了までの流れ

ここでは申し込みから実際の売却完了までの全体フローを8ステップで解説します。

ステップ1: 一括査定サイトで物件情報を入力

各サイトのフォームに「所在地・物件種別・面積・築年数・間取り・現在の状況(居住中/空き家等)・売却希望時期・連絡先」を入力します。所要時間は5〜10分程度です。備考欄がある場合は「メール連絡希望」と記入しておくと、電話ラッシュを避けやすくなります。

ステップ2: 査定を依頼する会社を選ぶ

物件情報を入力すると、対応可能な不動産会社が一覧表示されます。各社の実績・得意エリア・口コミなどを確認し、3〜4社を目安に査定依頼先を選びましょう。

ステップ3: 各社から机上査定の結果を受け取る

依頼後、メールや電話で各社から査定結果が届きます。この段階では机上査定(データのみの簡易査定)が中心です。査定額の高低だけでなく、根拠の具体性(周辺成約事例の提示があるか)・査定書の充実度・担当者のレスポンスの速さを比較しましょう。

ステップ4: 訪問査定を依頼する(2〜3社に絞り込み)

机上査定の結果をもとに、対応が良かった2〜3社に訪問査定を依頼します。訪問査定では担当者が実際に物件を見て、室内の状態・日当たり・周辺環境なども考慮した精度の高い査定額を算出します。

ステップ5: 訪問査定の結果を比較して不動産会社を選ぶ

訪問査定後の査定額・販売戦略・担当者との相性を総合的に判断し、仲介を依頼する会社を決めます。

注意: 査定額だけで選ばないこと。「なぜこの価格で売れるのか」の根拠と、具体的な販売プラン(どの広告媒体に出すか、ターゲットは誰か)を説明してくれる会社が信頼できます。

ステップ6: 媒介契約を結ぶ

仲介を依頼する会社が決まったら、媒介契約を締結します。媒介契約には3つの種類があります。

種類

他社への同時依頼

自己発見取引

レインズ登録

報告義務

専属専任媒介

不可

不可

5営業日以内

1週間に1回以上

専任媒介

不可

可能

7営業日以内

2週間に1回以上

一般媒介

可能

可能

任意

なし

迷ったら専任媒介がおすすめです。1社に絞ることで、その会社が集中的に販売活動に取り組みやすくなります。また定期的な活動報告の義務があるため、売主として進捗を把握しやすいのもメリットです。

ステップ7: 売却活動を進める

媒介契約後、不動産会社がポータルサイトへの掲載、チラシ配布、内見対応などの販売活動を行います。売主として定期的に進捗報告を受け、必要に応じて価格の見直しや戦略の変更を相談しましょう。

ステップ8: 売買契約・引き渡し

買主が見つかり条件が合意すれば、売買契約を締結し、引き渡し日に残代金の決済と物件の引き渡しを行います。一般的に、売却活動開始から引き渡しまでは3〜6ヶ月が目安です。

一括査定で不動産を高く売るための7つのコツ

査定額を上げるためには、一括査定を「どう使うか」がカギです。

サービスの選び方から査定前の準備、交渉のポイントまで、実践的な7つのコツを紹介します。

コツ1: 複数の一括査定サイトを併用する

1つのサイトだけでは比較対象が限られます。すまいValueで大手に依頼しつつ、HOME4Uで地域密着型の会社にも依頼するなど、2〜3サイトを併用すれば、5〜10社の査定額を比較できます。

コツ2: 査定前に「相場」を自分で調べておく

不動産会社の査定額が妥当かどうか判断するため、事前に以下の方法で相場感をつかんでおきましょう。

  • レインズマーケットインフォメーション(国土交通省指定): 過去の成約価格を検索できる
  • 国土交通省 不動産情報ライブラリ: 実際の取引価格情報を閲覧できる
  • SUUMOやHOME'Sの売り出し価格: 近隣の類似物件の売り出し価格を確認(成約価格ではないので参考程度に)

コツ3: 査定額の「根拠」を必ず確認する

複数社の査定額が出揃ったら、金額の高低だけでなく「なぜその金額なのか」を各社に質問しましょう。

良い根拠の例:

  • 「同じマンションの○号室が先月○万円で成約した実績があります」
  • 「周辺エリアの在庫が少なく、売り手市場のため強気の価格設定が可能です」

注意すべき根拠:

  • 「当社なら高く売れます」(具体的な裏付けがない)
  • 「まずはこの価格で出してみましょう」(戦略がない)

裏技: 査定書に「取引事例比較法」の計算過程が記載されている場合は、比較に使われた成約事例が自分の物件と条件(築年数・面積・階数・駅距離)が近いかどうかをチェックしましょう。条件がかけ離れた事例で算出された査定額は精度が低い可能性があります。

コツ4: 訪問査定前に物件の印象を整える

訪問査定では担当者が実際に物件を見るため、第一印象が査定額に影響することがあります。大がかりなリフォームは不要ですが、以下の対応は効果的です。

  • 水回りの掃除: キッチン・浴室・トイレの水垢やカビ除去。特に換気扇のフィルター掃除は見落としがちですが、担当者は換気扇の状態もチェックしています
  • 換気: 訪問前日から窓を開け、生活臭を軽減する。当日の朝も30分以上換気しておくのが効果的
  • 不用品の整理: 部屋を広く見せるため、不要な家具・荷物を減らす
  • 修繕履歴の整理: リフォーム歴・設備交換歴をまとめておく。給湯器やエアコンの交換時期がわかる書類があると、査定でプラス評価されやすい
  • バルコニー・玄関まわり: 担当者が最初に見る場所なので、靴の整理やバルコニーの掃除で第一印象を整える

コツ5: 売却時期を見極める

不動産の売却には有利な時期があります。

  • 1〜3月: 新年度に向けた引っ越し需要が高く、成約しやすい
  • 9〜11月: 転勤シーズン前で買い手が動く時期
  • 逆に避けたい時期: 梅雨〜真夏(7〜8月)は内見数が減少しやすい

ただし、「相場が下がる前に売りたい」場合はタイミングを優先すべきです。時期にこだわりすぎて売り時を逃すリスクもあるため、不動産会社と相談しながら判断しましょう。

コツ6: 「専任媒介」で集中的な販売活動を受けやすくする

一般媒介で複数社に依頼すると、各社の販売活動が分散しがちです。専任媒介で1社に絞ると、その会社が広告費を集中投下しやすくなり、2週間に1回以上の活動報告義務も発生するため、売主として進捗を管理しやすくなります。「報告の頻度と質」を契約前に確認しておくのがポイントです。

コツ7: 値下げ交渉に備えた「売り出し価格」を設定する

買主からの値引き交渉はほぼ確実にあります。そのため、査定額から5〜10%程度上乗せした価格で売り出すのが一般的な戦略です。ただし、相場から大幅に乖離した価格は内見すら入らないリスクがあるため、担当者と相談のうえ適切な範囲で設定しましょう。

一括査定サイトの選び方|失敗しないための4つの判断基準

一括査定サイトは「どこでも同じ」ではありません。

自分に合ったサイトを選ぶことで、より良い不動産会社と出会える確率が上がります。以下の4つの基準で判断しましょう。

基準1: 提携不動産会社の数と質

提携会社が多いサイトほど選択肢が広がりますが、数が多ければ良いというわけではありません。すまいValueのように大手6社に限定したサイトもあれば、LIFULL HOME'Sのように4,800社以上と提携したサイトもあります。自分が大手に頼みたいのか、地域密着型に頼みたいのかで選び分けましょう。

基準2: 対応エリアのカバー範囲

都市部であればほぼすべてのサイトで対応可能ですが、地方・郊外エリアはサイトによって対応に差があります。

  • 地方の物件 → イエウールHOME4Uが比較的カバー範囲が広い
  • 都市部の物件 → すまいValueSUUMOで大手・準大手にアプローチ

基準3: 運営会社の信頼性

個人情報を入力するサービスのため、運営会社の信頼性は重要な判断基準です。上場企業やその子会社が運営するサイトは、個人情報の取り扱い基準が厳格な傾向があります。

サイト

運営企業

上場/グループ

HOME4U

NTTデータ・ウィズ

NTTデータグループ

SUUMO

リクルート

東証プライム上場

LIFULL HOME'S

LIFULL

東証プライム上場

イエウール

Speee

東証スタンダード上場

基準4: 匿名査定・AI査定への対応

「まだ本格的に売るかは決めていないけど、相場だけ知りたい」という方には、個人情報を入力せずに査定額の目安がわかる「匿名査定」や「AI査定」に対応したサイトが便利です。

  • LIFULL HOME'S: 匿名で査定依頼が可能
  • マンションナビ: AI査定で即座に概算価格を算出

よくある質問(Q&A)

一括査定に関する売主の疑問で多いのは「査定後に売らなくてもいいのか」「個人情報は大丈夫か」「査定額と売却価格はどのくらい違うのか」の3つです。

Q1: 一括査定を使ったら必ず売却しないといけませんか?

いいえ、査定を受けたからといって売却する義務はありません。一括査定は「今の不動産がいくらで売れるか」を知るためのサービスであり、査定結果を見たうえで売却しないという判断も自由です。実際に「まずは相場を知りたい」という理由で利用する方が全体の約半数を占めています。査定後に不動産会社から連絡が来た際、売却の意思がなければ「今は検討段階です」と伝えれば問題ありません。

Q2: 一括査定は何回でも利用できますか?

はい、回数制限なく何度でも利用できます。たとえば、1年前に査定を受けて売却を見送った方が、改めて現在の相場を確認するために再度利用するのは一般的です。不動産相場は経済状況や周辺の開発計画などで変動するため、売却を本格的に検討する際は最新の査定額を取り直すことをおすすめします。

Q3: マンションと戸建てで一括査定の使い方は変わりますか?

基本的な使い方は同じですが、査定時に見られるポイントが異なります。マンションの場合は同じ棟内や同じマンション名での成約事例が大きな比較材料になるため、マンション専門の査定サイト(マンションナビ等)を併用するとより精度の高い査定が受けられます。戸建ての場合は土地の形状や接道条件、建物の劣化状態が査定に大きく影響するため、訪問査定の重要度がマンション以上に高くなります。

Q4: 一括査定で個人情報を入力するのが不安です。大丈夫ですか?

大手運営のサイト(HOME4U、SUUMO、LIFULL HOME'S等)はプライバシーマークやISO認証を取得しており、個人情報保護体制が整っています。ただし、入力した情報は査定依頼先の不動産会社にも共有される仕組みです。どうしても不安な場合は、まずLIFULL HOME'Sの匿名査定やマンションナビのAI査定を利用し、個人情報なしで大まかな相場を確認する方法もあります。

Q5: 一括査定で出た査定額と実際の売却価格はどのくらい差がありますか?

机上査定の段階では、実際の成約価格と10〜20%程度の差が出ることがあります。訪問査定まで行えば精度は上がりますが、それでも最終的な成約価格は買主との交渉次第です。東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の「首都圏不動産流通市場の動向」によると、成約価格は売り出し価格を下回るケースが多く、一般的には5〜10%程度の値引きで成約するケースが多いとされています。そのため、査定額を「確定金額」ではなく「目安」として捉え、売り出し価格の設定は不動産会社と十分に相談して決めましょう。

まとめ|一括査定を上手に活用して不動産売却を成功させよう

不動産売却の一括査定は、複数社の査定額を無料で比較できる便利なサービスです。本記事のポイントを改めて整理します。

  • 一括査定とは: 1回の入力で複数社に査定依頼できる無料のWebサービス
  • 最大のメリット: 相場観がつかめる・不動産会社の対応力を比較できる
  • 注意点: 複数社から連絡が来る・査定額=売却価格ではない
  • おすすめの使い方: 2〜3サイトを併用し、机上査定で絞り込んでから訪問査定に進む
  • 高く売るコツ: 査定根拠の確認、訪問査定前の準備、専任媒介の活用、相場を踏まえた売り出し価格の設定

一括査定はあくまで「入り口」です。大切なのは、査定を通じて信頼できる不動産会社と担当者を見つけること。複数社の提案を比較し、「なぜこの価格か」「どう売ってくれるか」を具体的に説明してくれる会社を選びましょう。

不動産会社の方へ

本記事は売主向けの情報ですが、一括査定経由の反響対応に課題を感じている不動産会社様向けの情報もご紹介します。

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監修者情報

本記事は、不動産仲介業界に精通した株式会社Faciloの編集部が、不動産テック領域の知見にもとづいて執筆・監修しています。Faciloは不動産仲介会社向けの仲介力強化クラウドを提供し、全国1,500店舗以上の導入実績があります。売却クラウドでは売主とのコミュニケーション効率化・活動報告の自動化などの機能を通じて、多くの仲介会社の売主対応を支援しています。

公開日: 2026年4月